声 | Forest

Forest

なんか詩とか描いてます

懐かしい曲が聞こえる

 

過ぎ去った思い出

あの場所はもうないのに。

 

懐かしいあの曲を背景(バック)に

 

もしアナタが

私の紡いだ言葉を

 

どんな声で

語ってくれたか

 

 

私が言葉を紡ぐ時

いつだって、もう聞こえない

懐かしいあの曲に載せて

 

いつだって、語っては貰えない

いつだって、語っては貰えなかった

 

 

何度も未練がましく

 

あの曲を背に

どんな声で語ってくれたか

 

何度も形にしてみようと

偽りの声を組み上げても

 

 

いつだって

私の気持ちは

 

重く

長く

 

たったの五分では

とても持て余すから

 

声にはして貰えなかった

喪失感だけが残る

 

 

今だって

耳に残って離れないあの曲に

アナタの声の偽物を作って

 

一人言葉を紡いでは

 

もう届かない

あの時間

あの場所

最後の五分を目指し

 

 

声にして貰えない

声にして欲しい

 

言葉を紡ぎ、紡いでは

 

 

空虚な空に

空虚な空にまだ

 

未練がましく

投げ続けるのです

 

 

私の中に 中に 中に 中に

残っては消えない

あの曲と

 

アナタの声の偽物を浮かべて…