超えるための勇気 生きるための全て | Forest

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なんか詩とか描いてます

超えるための勇気

生きるための全て

 

掬った指の隙間から

サラサラと落ちてしまう

 

あの時間は何だったのだろう。

この運命は何なのだろう

 

何故あの時あの子は

 

これを運命だと告げたのだろう

 

 

超えるための勇気

生きるための全て

 

そう思っていた

大切だと思っていた

 

友達だと

仲間だと

家族だと

 

そう思っていた

 

だから

一人になったのに

 

超えるための勇気

生きるための全て

 

その思いを

 

黒い憎悪に塗り替えて

 

掬った手のひらに残ったのは

ドロドロと臭う

黒い塊

 

覚えてなくてもいいわ

 

超えるための勇気

生きるための全てが

 

たとえ幻だったとしても

 

たしかにそこに

愛があったハズなのに

 

一人にしたのは

独りにしたのは

 

紛れもない

他でもない

 

あんたなんだからね。