あいつの魂は
たった一杯の珈琲で動いてる。
自分以外の誰か
誰かだったら誰でもいい
誰かが淹れた珈琲で動いてる
あいつは
いつだってわたしたちのために
なんだってしてくれた
でもわたしは
たった一杯の珈琲だって
淹れてあげることが出来ない
今日もいつものマクド
白と黒のコントラスト
珈琲の波紋を
じっと見つめては
一緒に誰かの淹れた
珈琲を味わってやるくらいしか出来ない
みんな猫舌だから
少し温めのホットまで
冷めるまで少し待つ間
時間つぶしの間
何を考えているのだろう
秋から冬へ
時間の加速が始まっている…