太陽を見上げながら | Forest

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なんか詩とか描いてます

賑やかに通り過ぎた後、

 

最高の別れを与えてもらって

 

なのに

心の中では寂しさがいっぱい

 

最後の別れが楽しければ楽しいほど

最後の別れが嬉しければ嬉しいほど

 

やっぱり

お別れするのが悲しくて。

 

本当のお別れじゃなく、

いつかどこかのラジオで必ず会える

 

なのに。

 

ぽかんと胸の中に空いた空白は

なんて表せばいいのだろう。

 

 

私に与えられた最高の別れ。

最高の思いやり。

 

私の望んだものを全部くれた。

 

でも、本当は

まだ戦っていたい。

 

 

 

そして。

私はこの森に帰ってくる

 

森の中

生い茂る言の葉が枯れないように

いつだって新鮮な言葉が贈れるように。

 

いつかまた帰ってきたときに

私の全霊をぶつけられるように。

 

今はそっと目を閉じて

夢を見よう。

 

私が愛したあのBGMで

私の愛したあの人の声で

私の愛したあの人の隣に

 

素敵な人がいて。

 

きっともう一度帰ってくるはずだから。

 

私は私の森のなかで詩い続ける。

いつまでも、この森の言の葉が枯れないように。

 

そして。

いつかあの人達がこの森にやってきて

 

私の中にほとばしる

 

悲しさも

切なさも

愛しさも

喜びも

 

全部全部

真っ直ぐに

その手のひらに言の葉が

私の森の言の葉が

 

そっと落ちて

 

全部全部

真っ直ぐに

伝わるように。

 

 

私の心を埋め尽くす寂しさが

どうか再び、

 

あの場所の扉を開けるように

 

森の奥底から

 

木漏れ日の向こうにある真っ青な空と

太陽を見上げながら。

 

ずっと詩い続けるんだ

ずっと