森色、藤色、二枚の翼が
あんたの背中を押して歩くよ
あんたの背中の真ん中の
冷たい所を押して歩くよ
オシイレのフスマ越し
わたし達の温度は伝わらない
でも
いつだって
あんたがそれでも良いって言うのなら
あんたの背中を押して歩くよ
太陽に背を向けて
暖かい日差しを浴びて
あんたの背中の真ん中の
冷たい所を少しだけ暖めたら
背負うものが減って少し寂しくなるその背中を
あんたのその背中を押して歩くよ
オシイレのフスマ越し
わたし達の温度は伝わらない
押してる力も伝わらない
でも
いつだって
いつまでだって
ずっとずっと押して歩くよ
ずっとずっと押して歩くよ
ずっと