スマートフォンは便利な道具ですが、同時に最も集中を奪う存在でもあります。
仕事柄、外出先でも連絡や確認が欠かせませんが、私は“使い方を決める”ことでスマホを思考の味方にしています。
今回は、スマホを“考えるための道具”として使うための工夫についてお話しします。
- 通知を切ることが最大の集中法
- メモアプリは“ひとつだけ”に絞る
- 見返す時間を決めておく
- スマホは整理より意識の道具
1. 通知を切ることが最大の集中法
まず実践したのは、通知の削減です。
メールと通話以外の通知はすべてオフにしています。以前は数分おきに画面を見てしまい、思考が細切れになっていました。
静かなスマホは、それだけで思考を守ってくれる。
情報は自分のペースで取りに行くほうが、集中が続きます。
2. メモアプリは“ひとつだけ”に絞る
スマホには便利なアプリが多すぎます。
私は思いつきを書くアプリをひとつに統一しました。
アプリを探す時間が減るだけでなく、“思考の置き場所”が定まる。
仕事のメモも、街歩き中の気づきも同じ場所に記録。
スマホの中にも、自分のノートのような“定位置”をつくることが大事です。
3. 見返す時間を決めておく
スマホのメモは書きっぱなしにすると埋もれてしまいます。
私は夜の喫茶店で、1日の終わりに必ずメモを見返す時間を取ります。
書き溜めた断片を整理し、翌日のノートに転記する。
デジタルとアナログを行き来することで、考えが整理され、具体的な行動に変わっていく。
4.スマホは整理より意識の道具
スマホをうまく使うコツは、制限すること。
情報を受け取るより、自分の考えを残す方向で使う。
そうすれば、スマホは思考の妨げではなく、支えになる。
道具は使い方次第で哲学になる。
ポケットの中の小さな画面に、今日もいくつかの思考の欠片が眠っています。
今日のメモ
・午前:スマホ通知設定の再点検
・午後:メモアプリの整理とタグ追加
・夜:喫茶店で今日のメモをノートに転記