夏の夜の夢暖かく暗い地面の下木の根の乳にすがりゆったりと時は流れ眠っているのか起きているのかも知らずただただ成熟の期を待つ幾つかは食われキノコに付かれるものもあった数回の脱皮と体の変化第二の誕生が始まる様子をうかがいながら地上へと這い出る爪を掛け精一杯の背伸び抜けいずる生命の神秘はたまた現身(うつしみ)の夢全身を駆け巡る体液伸展する両翼残された空蝉(うつせみ)微睡みの記憶ご覧いただき、ありがとうございます。こちらをクリックしていただけると、励みになります。今後も、応援よろしくお願いします!