第22回 高尾山GREEN CLEAN 作戦 | 目指せ!森林インストラクター。

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日本の山を元気にしたい!
そんな思いから、森の案内人「森林インストラクター」の資格を取りました。

自然は私達に、たくさんのメッセージを投げかけています。
その声は、あまりにも小さく儚いものです。

そんな「森の囁き」を、お伝えします。

再びの雪に、厳戒態勢の関東。
たかが雪、されど雪。

騒ぎすぎの感も否めませんが、備えあればといったところでしょうか。
各機関で対応にあたってくださる方々、ありがとうございます。

そんな気配を微塵も感じさせなかった先週末、高尾山でGREEN CLEAN 作戦が行われました。
今回は稲荷山コース。
心配された前回の雪もすっかり溶け、季節外れの陽気の中気持ちの良いハイキングになりました。

道すがら、あちこちでテイカカズラの種子が見られました。
実のはぜた莢も見ることができ、散布の様子を観察することができました。

つる植物の話、枯れ木の話、そこに集まる生き物の話。
足元には、ヒノキやモミの実生。
つながりが見えてくると、大きな森の営みを感じられます。

ムササビの食痕も、よい観察材料。
夜行性で姿は見えなくても、人気者の気配を感じる事が出来ました。

小さな生き物も、魅せてくれます。

ウスタビガ

ウスタビガの繭。綺麗な緑色が、枯草の中に映えます。

陽気に誘われたか、気の早いタチツボスミレ・コタツナミソウが開花していました。

スミレ

この雪でやられてしまわないか心配です。

マニアックなのは、カニクサ。

カニクサ

こうみえても、シダの仲間。
茎は地中にあり、見えている蔓状の部分も全て一枚の葉っぱなのだとか。

この季節にしては、いろいろ見ることができました。
節分前だからか、珍しく登山客が少なく、比例してゴミも少なめでした。

毎月第一土曜日開催。次回は3/2です。
http://www.forest-tokyo.org/Logs/2013/1302takao-green_clean.html