前回に引き続き、震災ボランティア二日目の様子をリポートします。
ちなみに初日の様子はコチラ
女川の様子も見に行ってきました。
では、続きから。
6/12(日)
4:00 起床。
個々に装備の撤収、パッキング。
昨夜の作り起きのおにぎりに、味噌汁。残りのカレーも戴く。
5:30 出立。
7:00 昨日と同じ現場に入る。
引き続き表土の掻き出しが続く。さすがに中腰がつらい。
僧帽筋から大臀筋にかけて、鉄板を入れたように硬い。
負けじとスコップを振るい続けるも、液状化により地表に噴出した砂が作業を拒む。
入れ替わり立ち代り、ひっきりなしに一輪車が掻いた土を外へ搬出していく。
二日目は生憎(?)の晴天。日が昇るに連れ、ハウス内の温度は順調に上昇。
汗だくになっての作業。休憩の差し入れの飲み物が心底ありがたい。
11:00 作業完了。一面に掘り起こされた赤土が成果を物語る。
まだ時間があるので、隣の手付かずのビニールハウスへも手を入れることに。
同じく漂流物の撤去に始まり、できたのは草むしりを終えて表土が見えるところまで。
次回くる団体への橋渡しとして、作業終了。
13:00 帰路へ
今回のボランティアは生産農家なので、復興の補助は受けられないそうです。
ですので、地元労山のJA職員の方が全国の山の会へ支援を募り、希望者の世話人をされております。
住宅被害がフォーカスされる中で、農林水産業の復興が地元経済の下支えであることも忘れてはなりません。
道すがら、仮設住宅の建設地も通り過ぎました。
急ピッチで進む工事に頼もしさを感じる反面、こんな何もl無いところに作って、車も無しに生活できるのか疑問を抱きました。
石巻・女川共に、被害の特に大きかった地域では、復興後の街づくりまでもがある程度決まらないうちは、手のつけようが無いのも実情なのではないかと思いました。
壊滅後の青写真は、安全性も加味されまったっく違うものになるかも知れません。
地価も、リスクを考慮した査定の導入も考えられるでしょう。
勿論、優先順位からすれば、進めやすい宅地からかかって能率を上げる必要もあるでしょう。
普段の生活を取り戻しつつある日常を、否定する光景。
一日でも早く、ありふれた生活を取り戻されることを願わずにはいられません。