潤い補給にまず欠かせないのが酸味。

酸味と甘味を一緒に摂ると、潤いに変わります。これを「酸甘化陰(さんかんかいん)」と言います。

 


甘酸っぱいものを口に入れると、ジワ~ッと唾液が出てきます。

これこそ自ら作り出す陰液(いんえき)、潤いです。

空気が乾燥する時季は甘酸っぱいものを積極的に取り入れるのも漢方養生です。

 

酸味の収斂作用は、身体の潤いを保持するために上手に活かしたいですね。

ただし、酸味の摂り過ぎは胃壁に刺激を生じるため、胃酸が多い方や胃が弱い方はほどほどにしましょう。

酸味以外で潤いを養うには、漢方で言う補血や補陰の素材を用いることです。

身体に栄養を与える補血素材と保湿に優れた補陰素材は乾燥対策に役立ちます。

 

 

【クコと干し葡萄の潤いドリンクビネガー】

 



【作りやすい分量】

 

□りんご酢(穀物酢・米酢・黒酢でも可) ・・・ 400cc

□氷砂糖(ハチミツでも可)       ・・・ 200

□クコの実・干し葡萄      ・・・ 合わせて100

□玫瑰花(お好みで)          ・・・ 適量

 

素材をガラスの保存瓶に入れるだけ。

氷砂糖が溶けたらできあがりです。

お湯で割って飲みましょう。

お好みで豆乳や牛乳、炭酸水で割っても美味しいです♪