本日は、「処暑」。
“ 陽気とどまりて、初めて退きやまんとすれば也 ”(暦便覧)
暑さも少しずつ和らぎ、朝晩の風に秋の気配を感じる頃となりました。
二百十日・二百二十日とともに台風襲来の特異日とされています。
暦の上では秋ですが、暑さと湿気は否応なく身体の「気」と「水分」を消耗させます。
強い日差しを長時間浴びた日は、熱が身体にこもっている可能性があります。
その日の晩ごはんは、夏野菜たっぷりのサラダや冷奴で、身体にこもった熱を冷まし、水分を補給しましょう。
また、汗と共に流れた「気」もごはん(玄米や雑穀米がお勧め)で補うことが出来ますよ♪
かつて気は「氣」という漢字が使われていました。
日本人は昔からお米を食べる事で「気」を作り出していたことがこの字からわかります。
しっかり食べたいものですね。
この時季に身体にこもった熱を上手に下げられず身体に残してしまうと、後で様々な症状としてあらわれます。
熱が五臓の「肝」に移ると、「イライラや頭痛、目の充血」などに繋がります。
この場合は、ゴーヤ、セロリ、トマトを食べてクールダウンしましょう。
また、熱が五臓の「心」に移ると、「不眠、舌炎」などに繋がります。
この場合は、小豆、緑豆、スイカを食べましょう。
「心」の熱が小腸に移行すると、排尿痛や血尿などがあらわれます。
この場合は、小豆、きゅうり、冬瓜を食べると良いでしょう。




