■「午(うま)の刻」(1113

 


漢方では五臓六腑の「心(しん)」が担当する時間です。

「午(うま)の刻」は、午前と午後の言葉の由来になった時間です。

この時間帯は、陽から陰へと交代するターニングポイントにあたります。

では、ここで話した陰陽についておさらいしてみましょう。

 


この陰陽図、黒色は「陰」、白色は「陽」を表しています。

「暗い、抑制、冷静、消極的、穏やか、寒い」は陰の特徴、「明るい、興奮、情熱、積極的、活発、温かい」は陽の特徴に分類できます。

理想的な一日のサイクルを陰陽でみると、

起きてからの午前中は活発に動く陽の時間で、午後は穏やかに過ごす陰の時間です。

このサイクルで生活すると、夜は心地いい睡眠をとることが出来ます。

 

しかし、現実的には昼ごはんを食べた後からが勝負!と活動を始める方も多いのではないでしょうか。

本来は夜に向けてペースダウンする時間ですが、逆にこの時間帯にペースアップすると「心(しん)」に負担がかかり、体内時計のサイクルが乱れて体調を崩す原因にもなります。

午の刻を境に、ゆったりとしたペースで過ごせると「心(しん)」の働きを最大限活かすことができます。

まずは漢方で考える「心(しん)」の働きを見ていきましょう!

 

漢方で考える心の働きとは、

 

(1)血脈(けつみゃく)を主(つかさど)る

 

全身に栄養分である「血」を送る大切な働きがあります。

西洋医学の心臓の働きと同じですね。

この働きが失調すると「動悸、息切れ、血流の低下」などがあらわれます。

 

(2)神明(しんめい)を主(つかさど)る

 

漢方では、精神活動そのものを「神(しん)」と呼びます。

「明(めい)」は明るい以外にも、明らか=はっきりしているという意味があります。

「心(しん)」の神明は、精神や思考・判断力をはっきりとさせる働きであり、睡眠にも関係しています。

この働きが失調すると、不眠、不安感など自律神経系にトラブルがあらわれます。

 

【 心の働きを活かす 11−13の過ごし方 】

 

(1)軽い昼寝をしましょう:昼食後は1030分の昼寝をして、「心(しん)」を休ませましょう。

(2)日光浴:太陽のエネルギー()は、「心(しん)」もポカポカ温め労わってくれます。

   また太陽を浴びることで睡眠に関わるホルモンメラトニン”“セロトニンなどの分泌も調整されます。

   この時間帯の昼寝は特におすすめです!

 


昼寝というと、子どもがするものというイメージが日本では強いかもしれません。

実は大人も短時間の昼寝を取ることで、日中の眠気をカバー、作業効率や集中力もアップすることが解明されています。

 

NASA1995年から行っている実験では、昼に30分程度の仮眠を取ったパイロットと昼寝をしなかったパイロットでみると・・・

仮眠を取ったパイロットは覚醒度(注意力)が54%、仕事のパフォーマンスが34%向上した結果が出ています!

この短時間の昼寝は、社会心理学者のジェームス・マースにより「パワーナップ=積極的仮眠」として、

GoogleAppleMicrosoftなどの企業で、昼寝制度や仮眠室などが導入されています。

 

東洋医学でも、昼寝の良さは言われています。

BESTな睡眠時間を東洋医学では「子午覚(しごかく)」といいます。

子は231、午は1113のこと、覚は寝ることを意味しています。

「子午覚」は「子午の時間に寝ましょう!」と、睡眠をとるといい時間帯をあらわしている言葉です。

台湾では小学校から高校まで昼寝が義務付けられているとか!

「まさに”寝る子は育つ”」を実践しているといえますね。

1030分寝ることで体と心がスッキリして、午後の仕事の効率も非常によくなります。

ただし30分以上の昼寝はだるくなったり、夜の睡眠に影響を与えたりします。

ほどほどが良いでしょう。

 

「横になって眠るなんて出来ない」という方も大丈夫です!

「閉目養神(ヘイモクヨウシン)」といい、目を閉じているだけでも心身を休ませることが出来ます。

お昼ご飯を食べ終わったら、昼寝というと、子どもがするものというイメージが日本では強いかもしれません。

実は大人も短時間の昼寝を取ることで、日中の眠気をカバー、作業効率や集中力もアップすることが解明されています。

 

NASA1995年から行っている実験では、昼に30分程度の仮眠を取ったパイロットと昼寝をしなかったパイロットでみると・・・

仮眠を取ったパイロットは覚醒度(注意力)が54%、仕事のパフォーマンスが34%向上した結果が出ています!

この短時間の昼寝は、社会心理学者のジェームス・マースにより「パワーナップ=積極的仮眠」として、

GoogleAppleMicrosoftなどの企業で、昼寝制度や仮眠室などが導入されています。

 

東洋医学でも、昼寝の良さは言われています。

ベストな睡眠時間を東洋医学では「子午覚(しごかく)」といいます。

子は231、午は1113のこと、覚は寝ることを意味しています。

「子午覚」は「子午の時間に寝ましょう!」と、睡眠をとるといい時間帯をあらわしている言葉です。

台湾では小学校から高校まで昼寝が義務付けられているとか!

「まさに”寝る子は育つ”」を実践しているといえますね。

1030分寝ることで体と心がスッキリして、午後の仕事の効率も非常によくなります。

ただし30分以上の昼寝はだるくなったり、夜の睡眠に影響を与えたりします。

ほどほどが良いでしょう。

 

「横になって眠るなんて出来ない」という方も大丈夫です!

「閉目養神」といい、目を閉じているだけでも心身を休ませることが出来ます。

お昼ご飯を食べ終わったら、「心(しん)」を労わる『昼寝』と『太陽の光を浴びる』ことで、午後からの活力を上げてはいかがでしょうか。

 

 

次回は未の刻(13-15)で、肩や首が凝りやすい現代人必見です。

お楽しみに!