【大暑の薬膳 茗荷の甘酢漬け】
茗荷は発汗解表、通陽の作用があり、かぜの初期や血行を促すことから、月経痛や月経不順などにもよいとされ、口内炎などの予防にも効果的です。
【材料】
・茗荷…10個程度
・酢…1カップ
・砂糖…1カップ
・塩…少々
【作り方】
①茗荷はよく洗い、縦半分に切る。
沸騰した湯に入れ、再び沸騰してきたら、すぐにざるにとり冷ます。
②鍋に酢、砂糖、塩を入れて煮立て、砂糖と塩をしっかり溶かす。
③保存容器に①を入れ、②を注ぐ。
1~2日味をなじませたら出来上がり。
漬ける甘酢は、砂糖を溶かしてからしっかり加熱し、強い酸味を飛ばすのがカギ。
酢が強すぎると、酸味の収斂作用で解表する力が相殺されてしまうので、ご注意ください。
漬けて1~2日もすれば、おいしい甘酢漬けに。
本来、2週間以上日持ちする料理ですが、日を置くほど茗荷の香りはとんでしまうので、5日を目安に食べきりましょう。