本日は、「夏至」
陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以て也
冬至と比較すると、昼間の時間差は4時間以上になります。
じめじめとした梅雨の時期は、なんとなく身体の重さやだるさを感じたり、食欲がなくなったりと、天気と同じように体調もすっきりしないことが多いものです。
「湿邪」は外から入ってくる「外湿」と体内から生じる「内湿」に分かれます。
「外湿」は身体のだるさや頭重感、鈍い痛み、水分の停滞によるむくみといった症状が現れ、「内湿」は胃の不調として現れます。
「湿邪」が身体に停滞していると、舌に苔が溜まりやすく、口の中がネバネバします。
特に身体の不調を感じていなくても、そのような状態に気付いたら注意が必要です。
利尿作用のある飲み物や香りの良い食材を選んで「湿邪」を発散し、身体に不要な水分を溜めないように心がけましょう。
【 梅雨の養生におすすめのツボ 】
・足の三里
膝の外側、お皿の下から指4本分下がった、いちばんくぼんでいる場所。
向こうずねの外側です。
胃とつながりのあるツボで下半身のむくみや、気の不足などによる症状、
身体全体の治癒力を高めます。
「奥の細道」で芭蕉が旅に出る前にお灸をすえたツボと云われています。
・内関穴
「手首を曲げたときにできるシワから指3本分」のところ。
縦2本のすじの間にあります。
高さは、手首のいちばん太いシワから、肘に向けて指3本分が目安で、
肘側から、すじの間に指先をぐっと押し込むような感じで押します。
内関は、東洋医学で言う心包(“心”を守っているもの)とつながっていて、胸から胃にかけての痛みや不快感を治す効果があります。
精神の安定、ストレス解消のツボです。
各10秒×10回くらいが目安です。