春の食欲不振に

【 山芋と春キャベツのスープ 】

 


今回の薬膳は、弱った脾をいたわりつつ、エネルギー補給にもなる「山芋と春キャベツのスープ」をご紹介します。

山芋は山薬(さんやく)という生薬として、漢方薬で使われるほど、養生に適した食材です。

今回は、食欲のない時でも、食べやすいスープにして頂きます。

 

山芋は脾の機能を高め、食欲不振や下痢を改善して、脾肺腎の気血水を補います。

キャベツは、胃の働きを助け、食欲増進や胃もたれに良く、虚弱体質や疲れを癒します。

 

【 材料 】

 

・山芋:1/2本(約150g)

・春キャベツ:小ぶり1/4個(約150g)

・卵:1個

・水:500cc

・コンソメ顆粒:45g

・塩:少々

 

【 作り方 】

 

(1) 山芋は皮をむいて半月切りにする。キャベツはザク切りにする。卵は溶いておく。

(2) 鍋に水と山芋を入れ火にかける。煮たったらキャベツ、コンソメ顆粒を入れ、2分程中火で火を通し、塩で味を調える。

(3) 再度火を強くして、煮たったら溶き卵を回し入れ、火を止め、器によそい完成。

 

 

 

付け合わせに

【 大葉とトマトのサラダ 】

 


付け合わせは、気の巡りを良くして胃腸の働きを助ける大葉とトマトのサラダにしました。

 

脾が弱る原因になる肝の高ぶりを、鎮めることも春の食養生のポイントです。

トマトやクレソンは、肝を平静に保つ働きがあるので、副菜としてお勧めです。