12月から1月は年末年始は忘年会、クリスマス、正月休み、新年会など外食が多くなり、胃腸に負担をかけやすい時期でした。
2月に入り、そろそろ生活習慣を見直し、胃腸を労りながら、まだ肌寒い季節を快適に過ごしましょう。
【 リンゴと陳皮(みかんの皮)の甘酒 】
栄養満点の甘酒で、胃腸の働きを高め、体力の回復に役立つ薬膳ドリンクです。
胃腸の疲れを癒し、元気に過ごしましょう。
「甘酒」は栄養豊富で気を補い、潤す働きがあり、体力の回復や血行の改善によい飲み物です。
甘酒には酒粕に砂糖を加えて作ったものと麹から作ったものの2種類ありますが、今回はノンアルコールの甘酒を使用しています。
「りんご」は秋から冬にかけて旬の果物で、身体に潤いを与えてくれるので、喉の乾燥による空咳に有効です。
胃腸のトラブル、消化不良が気になる方は食生活に取り入れましょう。
「陳皮(みかんの皮を乾燥させたもの」は漢方の生薬でもあり、食材でもあるみかんの皮は、消化不良などの胃の不快感の緩和に役立ち、身体を温める働きがあります。
自分で作る事が出来る身近な漢方食材です。
よく洗ったみかんの皮をザルなどに平らに置き、晴れの日に4~5日間干し、密閉容器で保存をしてください。
■材料(2人分)
・甘酒 200cc
・リンゴ 1/2個
・みかんの皮を乾燥させた物(陳皮) 適量
・水 50cc前後
■作り方
1. リンゴの皮を剥き、一口大に切る。
2. ミキサーに、甘酒、リンゴ、みかんの皮を入れて形がなくなるまで撹拌する。
3. グラス、器に注ぐ。
※ 甘酒はメーカーによって濃さや甘味が違います。
水の分量を50cc~100 ccを目安とし、甘さやとろみを調整してください。
【 金柑湯 】
民間療法の身近な生薬、金柑を使った「金柑湯」はのどが荒れた時やかぜをひいた時におすすめ♪
消化不良やストレスによる胃の痛みなどにも効果的です。
「金柑」は日本でも「のど飴」の原料として親しまれている果実です。
咳や痰を鎮め、消化促進や、二日酔いを解消させるはたらきがあるとされています。
また、爽やかで甘い香りは、気の巡りを良くし、ストレスを解消する手助けとなります。
「蜂蜜」は乾燥する季節や便秘の時、腸に潤いを与え、胃腸を元気にするはたらきがあります。
色々な花の蜂蜜があり、味や香りの違いを楽しめる材料の1つです。
■材料(2人分)
・完熟した金柑 2個
・蜂蜜 ティースプーン2~3杯(好みで調整しましょう)
・熱湯 300cc~
■作り方
1. 金柑をよく洗い、横に6等分ほどにスライスする。
2. 鍋に金柑を入れて弱火で沸騰させ、2~3分煮て、灰汁を取り除く。
3. 火を止めて蜂蜜を入れて溶かし、カップに盛る。

