718日、蟹座の新月のすぐ後にドラゴンヘッドが移動しました。

「ドラゴンヘッド~ドラゴンテイル」とは、

「月の軌道である白道」と「太陽の軌道である黄道」の2つが交差するポイントです。

 


ドラゴンヘッド(竜の頭)は「新しいパターン・未来へと進むための道、乗り越えるテーマ」、

ドラゴンテイル(竜の尾)は「前世を含めた過去に積み上げてきた性質、過去世からのカルマ」と解釈することが一般的です。

月が昇るドラゴンヘッドは北にあるので「ノースノード」、月が降りていくドラゴンヘッドは南にあるため「サウスノード」と呼ばれています。

「ノード」とは「結び目」のことです。

 

この位置のそばで新月が起こると「日食」となり、満月は「月食」となります。

どちらも以降約半年間のテーマの区切りとなります。

ドラゴンヘッドの移動は他の天体と違って逆回りなので、他の天体と比べれば「未来からの流れ」を運んでくるような不思議な感覚があるかもしれません。

 


出生図(ネイタルチャート)でドラゴンヘッドが意味するものとは、「業(カルマ)」です。

ご先祖様から脈々と受け継がれてきた魂や、家系的に持っている世の中に対する使命やテーマのようなものを表します。

また、「過去世で紡いだ人とのご縁」がチャンスや出逢いとしてもたらされることもあります。

 

ドラゴンヘッドの移動による社会全体への影響としては、移動したサインの特性が良くも悪くも現実化しやすくなると考えられます。

「普及」や「定番化」といった「当たり前で便利に活用される」ようになることを意味するほか、「集合意識的な魂の課題」「克服するべきテーマ」などを表すこともあります。

 

牡羊座は直感力と行動力が持ち味のサインですから、「ソロ活動」や未開拓の分野に挑戦する「ベンチャー的な活動」が増えるかもしれません。



競争意識も高まるので、スポーツなら良いですが、テロや戦争など国家間・民族間の軋轢に発展しないことを祈ります。

他にも潜在的に抱えている怒りが表面化しやすくなるため、一呼吸置くような慎重さが必要になるでしょう。

さらに対極にある天秤座のドラゴンテイルの影響も考慮しなくてはなりません。

ドラゴンテイルは「終わらせること」や「手放すこと」を促すので、「不要な人間関」や「他人の目を気にすること」を手放すような流れが生まれるでしょう。

 

総じて「ドラゴンヘッド牡羊座-ドラゴンテイル天秤座」期間は、「自分を失わずに他者と協力していくことを学ぶ」期間でもあります。

自分軸の確立以前に、まずは「自分自身を大切にする」ことを優先できれば良いのではないでしょうか。

それには「自分はどう思うのか、どうしたいのか」を自覚することが大切です。

個性を尊重し、自分の在り方を決める期間になるでしょう。

 

優柔不断や依存心を克服し、心のままに行動することで自由になり、解放されることも考えられます。

「誰かのため」ではなく、「自分が主役の人生」を始める時が来たようです。

内から湧き上がる想いや情熱を具現化するために行動を起こしてみましょう。

併せて「他者の感情に振り回されない」ための対策も必要になるでしょう。