本日は、「秋分」。
“ 陰陽の中分となれば也 ”(暦便覧)
「春分」と同じく太陽が真東から昇り、真西に沈む、昼と夜の長さが同じになる日です。
仏教では、極楽浄土があるという真西に太陽が沈むことから、亡くなった人を偲ぶ日とされています。
秋は空気が乾燥することが多くなり、気温が下がります。
そして、この乾燥の影響を受けるのが、五臓の「肺」です。
乾燥した空気は鼻や口から肺に入り込みむため、「せき」や「喉の痛み」というような呼吸器のトラブルを引き起こします。
また「肺」は五腑の「大腸」に関係するので、乾燥による便秘にも気をつけましょう。
秋の五体(組織)は皮膚に対応し、肌が乾燥すると身体を守るバリア機能まで弱まってしまいます。
ただでさえ、夏にたくさん汗をかいた身体は、水分が不足気味です。
そこに冷気が入り込むと、関節痛・胃痛などを引き起こす恐れがあります。
喘息などの慢性疾患がある人は、特に注意が必要です。
