本日は、「小雪」。
“冷ゆるが故に雨も雪となりてくだるがゆへ也”(暦便覧)
雪が降り始める頃、本格的な冬の到来です。
まだ積もるほど降らないことから、小雪といわれたようです。
冬は厳しい寒さで陽気が抑えられる「陰」の季節にあたります。
冬の3ヶ月を「閉蔵」といい、内に陽気を蓄える季節です。
体力を消耗することは避け、ゆっくり過ごす時期と考えましょう。
この時期に気になるカゼ・関節の冷えや痛みなど、寒邪の侵入による症状を中医学では「外寒」といい、これに対し「内寒」は寒さによる陽気不足で、体内の機能が低下するために起こる不調です。
これは腹痛や下痢、胸痛、動悸、息切れ、咳などの症状として現れます。
冬の養生は、特に首・背中・足を冷やさないようにして、身体を温める食べ物を多く摂るように心がけることが大切です。
中医学でいうところの生命力の元となる「腎」を養う黒い食材もおすすめですね。
黒米・黒豆・黒ごま・黒木くらげ・こんぶ、などをプラスして、精気の蓄えを増やすように心がけることが大切です。
