本日は、「白露」。
“ 陰気ようやく重なりて露こごりて白色となれば也 ”(暦便覧)
夜中に大気が冷え、草花や木に朝露が宿りはじめる頃。
だんだんと秋の気配が深まっていきます。
秋のはじまりとともに空気も乾燥してきます。
夏を過ごし、汗をたくさんかいてきた身体は水分が不足ぎみです。
また、汗と一緒に大切な気(エネルギー)も消耗しています。
近年は「夏ばて」ならぬ「秋ばて」が注目されるようになってきました。
☐ 身体がだるい
☐ 疲れがとれない
☐ やる気が出ない
☐ 頭が痛い
☐ めまいがする
☐ 食欲がない
☐ 胃がもたれる
など、思い当たることも多いのではないでしょうか。
暑く湿気の多い夏から、涼しく乾燥した秋へ変わる気候の変化に身体もついていくのがやっとですものね。
秋ばての原因は“気温の変化”と“夏の疲れ”により起こります。
初秋は、雨の日や台風による低気圧が多く通ることで、気圧が乱れやすくなります。
それにより自律神経が過剰に反応してしまうため、だるさや疲れなどを感じてしまうのです。
対策としては、
1.ぬるい湯船に浸かる
自律神経が乱れることで血流が悪くなっています。
39度以下のぬるめの温度で10分~20分入浴することで交感神経よりも副交感神経が優位に立ち、リラックス効果が期待できます。
2.軽い運動を取り入れる
昼間は交感神経を優位にするために、軽い運動をするのも効果的です。
ウォーキングやストレッチ、マッサージなどを習慣にできると良いですね。
3.自律神経を整える
朝は朝日を浴びて、体内時計をリセットしましょう。
起床時間、就寝時間をできるだけ定時に設定することも大切です。
日々忙しさに追われ、ご自身のケアがおろそかになってはいませんか?
本格的に体調を崩す前に、もう少しだけ労わってあげては如何でしょう。
