1615年、大坂夏の陣直後の77(新暦830) 豊臣家を滅ぼした徳川家康は、諸大名を伏見城に集め、徳川秀忠の命令という形で諸大名統制のための全13ヶ条の法令「武家諸法度」を発布しました。

 



内容としては文武奨励から始まり、

 

・品行方正を心がけること

・反逆者や殺人者は追放するべきこと

・他国出身者を召し抱えてはならない

・居城修理をするときは事前に申し出ること

・近隣の藩が不審な動きをしているときは、直ちに幕府へ報告すること

・勝手に婚姻をしてはならない

・日頃の生活は倹約するべき

・参勤交代とそれに伴う衣服などの規制

 

といったもので、おおむね武家の習慣や和漢の古典から採用されていました。

その後いろいろ改正されますが、国内の統一を図り、幕府主導の中央政権確立を示しました。

 

この「武家諸法度」が戦国の世から太平の世に移り変わるための規定となったように、昨年来のコロナ禍において、政府の専門家会議が提唱する感染拡大を予防するための「新しい生活様式」もまた、それぞれの日常生活に柔軟に取り入れられ、実践していくようになることでしょう。

 

 

 *8/30に投稿しようとして忘れていました😅…こっそりと…💧