年度末の風邪(咽頭炎?)のことを書いてからからはや二か月、
新年度も始まり、そしてGWも終わろうとしています…。
毎年この時期は、心身共に調子よく過ごした記憶はないのですが、
今年も、夫が定年退職からの再就職で、バタバタしました。
といっても、バタバタしたのは主に夫なのですが…。
コロナから回復したと思ったら(幸い、後遺症などはありませんでした)本人も実感しないまま、3月末を迎え、引継ぎやら、再就職先への挨拶やらを言われるままに(笑)済ませ、3月末日の夕方には、さっさと花束を渡されて帰路につき、翌日にはそのまま新しい職場へと出社しました。
私はただ、見守るのみ…なのですが、退職することは、やはり大きな変化でした。新卒で入って、途中、何度かの出向や単身赴任を繰り返し、本人にしか分からない苦労があったと思いますが、家族のために、きっと耐えてくれたのでしょうね…もっと労ってあげなければいけないのかもしれませんが、その暇も与えられないくらい、身分の切り替えのための手続きは…面倒なものでした。。。
退職する職場へ届け出ることや、返却しなければならないもの、そして新しい職場での手続き…今まで給与引き落としだった保険等の支払いも、個人の銀行口座へ切り替えたり。
一番、面倒?だったのが、健康保険の切り替えでした。
といっても、こちらは書類を提出して待つだけなのですが、これが長かった…。
ネット等で知ってはいたのですが、3月末日で当然、今まで所属していた会社の保険組合は脱退するので、4月1日からは新しい職場が加入している健康保険組合に所属することになるのですが…その切り替えに、なんと一カ月かかったのです。
ほんとに…何のためのマイナンバーカード?と思います。
夫はマイナンバーカードを持っていて、保険証と紐づいているので、遅くても1週間くらいで、新しい健康保健組合での番号が分かると思っていたら、4月末になっても知らせが届かないので、事務の方に年金事務所(健康保険証のことなのに、年金事務所が管轄なんですね! 初めて知りました)に問い合わせて貰って、やっと「健康保健被保険者資格証明書」というA4一枚の書類を発行してもらいました。
これは、マイナンバーカードが健康保険証として紐づくまでの、あるいはマイナンバーカードの代わりに使用する資格確認証が届くまでの間に医療機関にかかるときに、保険証代わりに使う書類です(新しい保険証の記号と番号が印字されています)。
マイナンバーカードを取得していないならともかく、すでにカードを持っていて、そのカードも保険証として使っているのに、職場が変わることによる切り替えに、こんなに時間がかかるなんて…正直、なんのためのデジタル化?と思いました。
まあ、保険証を持たずに医療機関を受診することになっても、その月の内に後で窓口に持って行くか、支払い猶予?というやり方もあるそうなのですが、最悪、一旦無保険の場合と同じ診療費を支払って、後で払い戻しを受ける?ということもあり得る、との情報もあって、ちょっと怯えました。
まあ新年度なので、担当部署もお忙しいとは思うのですが、これって、毎年分かってることだよね?と思ってしまいます。
マイナンバーのせいではないのかもしれませんが、今まで、身分が変わっても、こんなに保険証が無かったことは記憶にないので、やっぱり何かが上手く行っていないのでは、と思った次第です。
あまり病院にかからない若者や、持病のない人なら待てるのかもしれませんが、小さいお子さんがいたり、治療中の方や家族がいる人にとっては、
要らぬ心配が増えるように思います。
医療機関の方も、マイナンバーで紐づいている人、資格確認証で受診する人、いろいろあって大変でしょうね。
一時的なことかもしれませんが、仮に全員が保険証と紐づいたマイナンバーカードを持ったとしても、新年度や転職したときの切り替えに時間がかかるのが普通だとすると、何のためのデジタル化?と思ってしまいます。
それに、停電やシステムダウンしたとき、どうなるんでしょうね。
やっぱりマイナンバーカードを持っていても、資格確認証は持っていた方がよいようにも思います。
若い人たちは、違和感ないのかもしれませんが、昭和アナログおばあさんには、まだまだ不安なデジタル化の流れ、なのでした。。。