17年ほど前、留学中に担当教師から薦められた映画があります。
【The remains of the day 】(日の名残り)
アンソニー・ホプキンズ演じる、貴族のお屋敷に長年勤める
老執事のお話です

当時はあまり興味がわかず、結局見ることはなかったのですが
何だかずっと気になっていました。
最近興味をひかれた映画に 【Never let me go (私を離さないで)】
という作品があります。
クローンとして生まれ、臓器提供をする為だけに生かされている
若者達の苦悩を描いた作品です。
3月に公開されたのですが、残念ながら地元の映画館では上映されず
観られませんでした。
ならば、小説を読もうかとインターネットで探していたところ、
この映画の原作者が日本人ということを知りました。
それが、カズオイシグロです。
長崎で生まれ、5歳の時に両親と渡英し、イギリスに帰化されています。
先日ETV特集でも取り上げられていましたね

そして、17年前に薦められた映画、【The remains of the day】も
なんと彼の作品だったんです

びっくりしました。
早速、図書館で借りようと思ったのですが、残念ながら
2冊とも貸し出し中とのこと・・・

予約だけ入れ、他の作品を借りてきました。
まずはデビュー作から読んでみようかな~

楽しみです

*カズオ イシグロ
長崎市生まれ。5歳の時に両親と渡英し、'83年にイギリスに帰化した。
'82年『A Pale View of Hills(女たちの暑い夏)』により、王位文学協会賞を受賞。
'87年に 『An Artist of the Floating World(浮世の画家)』でウィットブレッド賞、
'89年に 『The Remains of the Day (日の名残り)』で英国最高の文学賞である
ブッカー賞を受賞した。
また、第4作の『The Unconsoled(充たされざる者)』ではCheltenham Prizeを
受賞している。
現代イギリス文学を代表する作家の一人。