そして、その薄日には少しではありますが春の明るい光を感じることも出来、寒さは厳しいものの春の訪れの近いことを知らせてくれ、グレーだった気分からちょっぴり脱出し始めてきました。
とはいうものの、天気予報は雪だるまマークが並び、待たれる春はまだまだ先のようです。
しかし、食のことからいえば、寒い時期にはお魚の脂がのり一段とうまみが増しますので、寒い季節もまんざらでもないような気もしますね。
そのうまみが増す代表格のサバ。お魚売り場で一年中見かけることが出来るサバですが、やはりこの季節のものは、おいしいですね。
今回は、娘からのリクエストもありサバの味噌煮をご紹介します。
本来、この味噌煮は甘い西京味噌と更に味醂なども加え甘めに仕立てますが、我が家の味噌煮は普段味噌汁などに使っている田舎味噌をそのまま使うため色も濃く、味もあまり甘くありません。
この味付けは、御飯と一緒にいただくにはちょうどよいと思いますが、もし、お持ちのお味噌がしょっぱい場合やもっと甘めがお好みの場合には、お砂糖と味醂の分量をもう少し多めにして仕立てて下さい。
一緒にいただいたものは、





材料 4切れ分
サバ(中型) 1本
生姜 1片 薄切り
日本酒 100cc
味醂 60cc
砂糖 小さじ2
水 100cc
味噌 80g
柚子皮 少々 細く刻む・・・根生姜に変える事も出来ます
作り方
1)サバは、3枚におろし、他の細かな骨も取り除き、片身を各2枚ずつに切りそれぞれの皮目に数本飾り切りを入れます。
2)サバの生臭さを取るために、鍋に湯を沸かし、その中を1)のサバをさっとくぐらせ、すぐに冷水に取りキッチンペーパーなどで水分を拭き取ります。
3)サバ4枚が重ならない程度の浅めの鍋に生姜から味噌までの材料を全て入れ火にかけます。もし、味噌が濃し味噌でない場合は、味噌こしなどを使い漉しながら他の調味料と合わせます。
4)調味液が煮立ったら、水分を拭き取ったサバの皮目を上にして入れ、落としぶたをして、中火の弱火でとろみがつくまで煮ます。この時、火加減が強すぎるとサバが煮崩れやすく、また、あまり弱いとサバが固く仕上がってしまうので注意して下さい。
5)皿にサバを盛りつけ、味噌を上からかけ最後に細く刻んだ柚子または生姜をのせます。