鮮度は悪くなさそうですが、しかし最後の2本なので買おうかどうしようかと迷っているました。
すると、お魚屋さんに「最後だから二本買ってくれたら、二本目は半額でいいよ」と声をかけられました。
もちろんこのチャンスを逃すはずはありません。2本とも3枚におろしてもらって帰ってきました。
サワラは、鯖を少しぺったんこにして長くのばしたような形で、鯖よりも銀色がかった色合いで、口にはとがった細かい歯がずらりと並び鯖よりちょっと怖そうな顔をしています。
サワラは、和食では焼き魚に用いることが多いですが、比較的あっさりとしたお魚なので油を使ったお料理にも適しています。
本来サワラは大型のお魚ですが、今回のものは頭の先から尾の先まで入れても50cmあるかないかという小型のものでした。
小振りとはいえ2本分を一気にいただけるほど量は少なくありませんので、一本分をムニエルにし、もう一本分は粕漬けにすることにしました。
今回は、このムニエルをご紹介しようと思います。
お魚をムニエルにするときには、食べやすいように骨を抜いておきますが、サワラはとても身が柔らかいので骨を抜くときに身を崩さないように気をつけてくださいね。
そしてムニエルするときには、火があまり強すぎると中までしっかりと火が通らないうちに焦げてしまいますし、逆に弱すぎるとお魚がぐずぐずになってしまうので、様子を見ながら火加減には注意して焼くようにしてください。
ソースはあっさりさっぱり仕立てにレモン汁と白ワインを使いました。暑い季節にも向くのではないかと思います。
また、脇付の野菜、ムニエル、そしてソースまで一つのフライパンで仕上げていきますので面倒がなく、尚かつ洗い物も少なくてすみますよ。是非一度お試しください。
一緒にいただいたものは、




材料 二人分
サワラ 1匹・・・もしくは切り身2枚
塩、胡椒 各少々
薄力粉 適量
オリーブオイル 大さじ3
生椎茸 大4枚 軸を取り去る
玉ネギ 大1/2ヶ 繊維に直角に1cm幅に切る
塩、胡椒 適量
レモン汁 大さじ1+1/2
白ワイン 大さじ2
バター 10g
みじん切りパセリ 小さじ1
作り方
1)サワラは3枚におろし、骨抜きで骨を取り除き、片身2枚の切り身にし計4枚の切り身にします。すでに切り身になっているものを利用する場合は、骨だけをを取り除いておきます。
2)切り身に塩と胡椒を振り、薄力粉を全体にまぶし、余計な粉は落としておきます。
3)フライパンにオリーブオイル大さじ2を入れ温め、最初に生椎茸を炒め、半分くらい火が通ったら1cm幅に切った玉ネギを加え炒めます。最後に塩こしょうで味を調え皿に盛りつけます。
4)同じフライパンにオリーブオイル大さじ1を加え、粉をまぶしたサワラの皮のついた方を下にして入れます。焦げ付かないように、途中数回フライパンを揺すりながら焼きます。
5)表面の色が半分くらい変わったらひっくり返し同様に焼き、焼き色がついたら野菜を盛りつけた皿に皮を下にしてとります。
6)同じフライパンにレモン汁と白ワインを入れ軽く煮立たせすぐに火を止め、みじん切りパセリとバターを加え溶かし、サワラの上にかけます。