川越もいよいよ秋が深まってきて、木々が色とりどりに紅葉してきました。

それと同時に朝晩の冷え込みもだんだんきつくなってきて、夕飯にいただく暖かな食べ物が何よりのごちそうです。

先日、久々に地元産の葉の付いた大きな大根を買い求めてきました。

大根の葉は、とげとげとしているものが多いですが、この大根葉はとても柔らかく、茎の根本から刃先まで全て利用できるようなので、いつものようにまずはかつお節と共に炒めていただきました。

残りは、大根本体と共に朝のスープに、そして、芯のもっとも柔らかい部分は茹でて、今回ご紹介します大根とジャガ芋のツナあんかけの彩りに使いました。

大根に包丁を入れるとサクッと音を立てて割れるように切れ、切り口はとても瑞々しく、切りながらパクッと一口頬張ってみると、中からほとばしるような水分、そして、辛みと共にほのかな甘さが・・・・その絶妙さに改めて感激!!

生でいただいてもおいしい大根は、こっくりと煮るとそのおいしさが倍増します。

今回は、ツナ缶と共に大根、そしてジャガ芋も加え煮込んだものに、その煮汁を餡に仕立て、上からかけていただきました。

この煮物と共に、五目寿司を一緒にいただきました。これは、少し前にお寿司用ではなく煮込んだひじき煮を保存しておいたものを使ったので、ゴボウなども入りちょっと中に入るものの取り合わせがいつもと違っていましたが、錦糸卵やのりなどをかけ、紅生姜を添えると何の違和感もない五目寿司が出来上がりました。

後は細切り昆布と長ネギのすまし汁を添えて。

冷蔵庫に眠っていたものを使っての夕食も、このあんかけのお陰でちょっと賑やかな、そして温かな夕食へと変身させることが出来ました。





青首大根 大根とジャガ芋のツナあんかけ じゃが

材料      二人分
大根     3.5cm厚で輪切りしたものを2ヶ   皮を剥き面取りをし、暑さの半分くらいの所まで十文字に切り込みを入れる
ジャガ芋   大1ヶ    皮を剥き、半分に切ったものを更に2ヶに切り面取りをし、水にさらす      
水      150cc
醤油     大さじ1/2
白だし    大さじ1+1/2
ツナ水煮缶  1缶(80g)
生姜絞り汁  小さじ1/2
片栗粉    小さじ2   大さじ1の水で溶く

大根葉    適量     茹でてみじん切り

作り方
1)大根の切り込みを下にして鍋に入れ、米のとぎ汁を大根が隠れるように注ぎます。もしくは、同量の水と米大さじ1を加えます。
2)火にかけ、沸騰したら弱火にし吹きこぼれないように気をつけながら、大根に串を刺してすっと通るまで煮ます。
3)煮えた大根を、崩さないように気をつけながら水洗いし、小さめの鍋に入れます。
4)切って水にさらしたジャガ芋も入れ、水、醤油、白だし、ツナの水煮缶を汁ごと全部と生姜の絞り汁を加え火にかけます。ジャガ芋が柔らかくなるまで10~15分くらい煮込みます。
5)煮えた大根とジャガ芋を皿に盛りつけます。残った煮汁に水溶き片栗粉を加え、へらを使いよく練り餡を作ります。
6)盛り付けた大根とジャガ芋の上に餡をかけ、茹でてみじん切りした大根葉をかけます。

*大根とジャガ芋を煮るときには、煮汁が丁度大根にかぶるくらいになるように出来るだけ小さい鍋を使うようにすると良く味がなじみます。