昼だけではなく夜も暑く、まさしく身のやり場のない日が続いていますが、皆様はどのようにお過ごしでしょうか?
我が家で飼っている猫は、全身長い毛に覆われている推定17歳のお年寄り猫です。若い頃には、夏になるとたくさん毛が抜け、皮膚が垣間見えるほどでしたが、年を取るにつれ毛が抜ける率が少なくなり、今はお腹の毛さえしっかりと蓄えています。
いくら寒がりの猫といえ、この暑さの中もう少し薄着になってもいいのではないかと思うのですが・・・
しかしこの猫、35度にもなる家の中でどこが一番涼しいのかをよく知っていて、時間に応じて移動しています。
そして、この猫のいる場所に行ってみると、風が良く通る場所であったり床が冷たく感じられる場所であったりと、他に比べて確かに涼しい・・・やはり動物の本能というものなのでしょうか?それとも年の功というのでしょうか??
人間の身体には、水分ともう一つ塩分が非常に重要な関わりを持っています。
汗を多くかくこの時期には、汗と共に体内の塩分が消費されてしまうので、知らず知らずのうちに塩分が不足することもあります。その為、普段は薄味にして塩分の取りすぎに気をつかっている方も、今度は少なすぎないように気をつけなければなりません。
塩分が不足すると、代謝が悪くなり食欲がなくなったりすることもあります。
かといって、分量でこのくらい取るというのも面倒なので、あくまでも身体に聞くのが一番です。いつもよりちょっと塩辛い物をいただいても、別にのどが渇くわけでもなく、むしろおいしいと感じるようなら塩分が足りなくなってきていることが多いですね。
そんな時は、のどが渇かない程度にいつもより塩分を多くするといいです。しかし、これは決して1品の塩分を多くするのではなく、塩辛い味付けの物を分量を多めにいただくとか品数を多くいただくようにするだけで十分です。
幸い日本食は、お醤油やお味噌などを使うお料理、またお漬け物をいただくことが多いので、簡単に実行できますね。
さて、猛暑の昨夜は、我が家でも、ちょっと塩辛い物が不足しているようなので、お醤油味の物を並べた夕飯にしてみました。
とはいえ、あまりの暑さなので、お料理も時間がかからない物にしたいと・・・・
お魚屋さんでドジョウを見かけるようになってきました。しかし、我が家ではこれを家で作ってまで食べたい方ではないので、そのドジョウをお肉に替え、人参も加えて柳川風に仕立ててみました。
今回は、この時短簡単な柳川風ゴボウと人参の卵とじをご紹介します。
他には、冷や奴、カボチャの煮物、インゲン豆のごま和え、ナス、シメジと油揚げの味噌汁の5品です。どれもお醤油とお味噌の味付けでしたが、食後にはいつもと変わらずお茶を1~2杯いただいただけでしたから、どうやら丁度良い塩分の取り方だったようです。
こんな風に、頭ではなく身体に聞きながら、水分と塩分の補給を上手くしてこの暑い夏を乗り切ってみてはいかがでしょうか?


材料
合い挽き肉 85g
ゴボウ 細30cm 笹がきにし、水にさらしアク抜き
人参 中1/2本 千切り
水 100cc
醤油 大さじ2
日本酒 大さじ1
溶き卵 大2ヶ
作り方
1)20cmくらいのフライパンに、水、醤油、日本酒、次いでアク抜きした笹がきゴボウと千切り人参をいれ火にかけます。
2)蓋をして中火で野菜が柔らかくなるまで煮込みます。合い挽き肉を加え、アクを取りながら更に煮ます。
3)全てに味がしみ込んだ感じになったら、弱火にして溶き卵を全体に回しかけます。
4)卵の周りが少し固まってきたら、卵の周りにへらを入れ、卵をフライパンからはがすような感じでフライパンを時々軽く揺すります。
5)全体がだいたい固まったらふたをし、少し煮ます。全体がふわっとなったら出来上がりです。