川越は、夕べの雨の後気温が急に上がったせいでしょうか、朝からむしむしとしてまるで梅雨のような一日です。


今年は、気候が色々と変わるせいなのか、例年はもうとっくに山の方に移動しているはずのウグイスの声が未だにしています。そして驚いたことに、今年は山で夏の訪れを知らせるカッコウの声を初めて聞きました。たぶん鳥たちもこの激しい変化について行けずにこんがらがっているのでしょう!?

皆様も呉々も体調を崩されませんように!!




我が家は、温かくなった今でも朝にはスープをいただくようにしています。お陰で、食欲がない朝でも気持ちよく朝食をいただくことが出来、その後も消化が良く昼食もおいしくいただくことが出来ます。

特に今朝のような不快な朝は、スープをいただくと身体の代謝が良くなり動きが楽になります。

寒暖の差が激しいときによく起こるのですが、身体の表面は熱いのですが、自分では感じないうちに身体の芯は冷え、そのアンバランスから体調を崩しやすくなります。これから暑い季節になると特にそういうことが多くなります。そんなときは食欲が無くなることも多く、つい冷たいのどごしのいいものをいただきたくなるのですが、朝は、一日の大事なスタートです。できるだけ野菜を中心に暖かなものを摂るようにし体調管理をしてみてはいかがでしょうか。


今日は、季節を問わず我が家の大好物のさつま芋のスープのご紹介です。

このスープを初めていただいたのは、ニュージーランドにいたときに行ったベジタリアンカフェが最初です。そして、その味をもとに我が家流にしたのが今日ご紹介するものです。

ニュージーランドではもちろんさつま芋ではなく、「クマラ」というサツマイモに似たお芋を使います。このお芋は、ニュージーランドに住むマオリ人が、この島に移住する際に持ち込んだものだそうで、主要な農作物の一つだったそうです。味は、さつま芋より幾分甘みが少ない気がしますが、食感や姿形は限りなくさつま芋に近いですね。そしてこのお芋は今ではジャガ芋同様もっともポピュラーなもので、家庭ではもちろんのこと、庶民的なフライドポテトや高級レストランなどでも色々なお料理に使われています。

そして、もう一つこのスープには、ニュージーランドで「リーク、リーキ」といわれる西洋ネギを使います。この味は、長ネギのように辛みはなくむしろ甘い感じです。丁度群馬県の下仁田ネギのような感じで、火を通すととろっとし、甘みが増します。日本の長ネギのように生でいただくことはなく火を通していただきます。使う部位も、白い部分だけで緑の部分は堅く筋張っているので使うことはありません。

日本でも、リーク、リーキの他にポロネギともいわれ、フランス料理などに使われる食材ですが、なかなかスーパーなどではお目にかからないですね。

そこで、我が家では、さつま芋とこのリークの代わりに長ネギの芯にしたいところの柔らかい部分を使ってスープにします。しかし、長ネギの味は感じることがないので、長ネギが嫌いという方にもお勧めの一品です。





さつまいも さつま芋スープ さつまいも

材料
さつま芋      400g位
長ネギ(中)    20~25cm  出来るだけ芯の柔らかい部分を使います
みじん切りセロリ  大さじ2
サラダ油      大さじ1/2
バター       10g
顆粒コンソメ    小さじ2
ベイリーフ     1枚
パセリ       1茎
牛乳        250cc~
塩、胡椒      少々
お好みでパセリのみじん切り 少々

作り方
1)さつま芋は皮を剥き1cm厚に切り、水にさらしてアクを抜きます。
2)鍋を火にかけ、サラダ油とバターを入れ、続いて長ネギを入れます。しんなりするまでよく炒めます。
3)アク抜きしたさつま芋とセロリも加え、さっと炒めます。
4)さつま芋がひたひたに隠れるくらいの水を加えます。顆粒コンソメ、ベイリーフとパセリも入れ、弱めの中火でさつま芋が柔らかくなるまで煮ます。 
5)裏ごし器、またはブレンダー等を使いピュレ状にします。
6)鍋に戻し、牛乳を好みの濃さに調整しながら少しずつ加えます。焦げ付かないようにへらで底からよくかき混ぜながら沸騰寸前まで温め火を止めます。
7)塩、胡椒少々加え味を整えます。カップによそりパセリのみじん切りを散らします。