我が家のミートローフは、玉ネギをいっぱい入れたふわふわジューシーなものが定番です。
しかし、これでは残りをお弁当のサンドイッチに入れることは出来ません。
以前ニュージーランドに住んでいたときには、お気に入りのドイツ人の方が作るソーセージ屋さんがありました。
そこには、ソーセージが定番のものと日替わりのものとで10種類位、ハムも骨付きハムの他に3~5種類くらいのいろんなハム、ランチョンミートと呼ばれる日本の魚肉ソーセージの食感に似たもの、ベーコンに生ハム、サラミ、そしてミートローフ、他にチーズ等どれも数種類ずつ売られています。
それらは、好みの厚さにカットしてくれ、どれも一本、一枚から買い求めることが出来ます。
その中で、ちょっと厚めにして夕飯用に、薄くしてサンドイッチ用やオードブル用にとその用途に応じてカットしてもらうこのお店の手作りミートローフは我が家のお気に入りの一つです。
その時の味を思い出し、この薄切りできるミートローフ作りに挑戦してみました。
今回のミートローフは、朝仕込んで冷蔵庫に寝かし、夜夕飯が終わってからオーブンで焼き、ホイルでカバーをしてそのまま寝ました。
出来上がったものは、見た目は結構堅めの感じに仕上がっていますが、はたしてどんな仕上がりなのでしょうか!?
ちょっと緊張しながらのカット・・・パサパサではなく、ちゃんと薄切りすることが出来ます!!しかもしっとりしていながら、堅くなく上々のできです。
今回こんなにしっとり柔らかなのに薄切りできるほどうまく出来上がったのは、混ぜ方、寝かし時間、それとも焼き方なのか判然としませんが、何となく一番の要因は、長い時間冷蔵庫に寝かしたことではないかと思います。
ちょっと大きな型で焼いたので出来上がったものは、かなりの量があります。まずは、夕飯にいただき、残りはサンドイッチ用に、それも
4日間分を確保し、それでも半分以上残ったので後は冷凍保存に。とにかくいやというほどの量が出来ました。
今回使ったお肉は合い挽き肉です。半量を最初に炒め、それを生のお肉と混ぜ合わせることでお肉が縮むのを防ぎ、更に、お肉と相性のいいマッシュルームも入れ込んでみました。
このミートローフは、できたて熱々のものをいただくのではなく、むしろしっかりさましてお肉が締まってからカットするタイプなので、多くの方が集まるときや、他にも色々作らなければならないようなときには、一日前くらいから作り置きが出来ますのできっと大活躍してくれると思います。
一緒にいただいたものは、




材料 約23cmx12cmの型1個分
マッシュルーム 6ヶ 皮を剥きそれぞれ4等分に切る
サラダ油 大さじ2
ニンニクスライス 5枚 みじん切り
合い挽き肉 800g
食パン 1枚 細かくちぎる。もしくは生パン粉1カップ
牛乳 100cc
卵 1ヶ
玉ネギ 中1/2 すりおろす
オールスパイス 小さじ1/4
ナツメグ 小さじ1/4
塩 小さじ1
作り方
1)ちぎったパン、もしくは生パン粉を牛乳につけておきます。
2)フライパンを火にかけ、サラダ油を入れマッシュルームを軽く炒めます。器に取りさましておきます。
3)同じフライパンで合い挽き肉の半量をパラパラになるまで炒めます。あら熱を取り、フードプロセッサーにかけ、ふりかけ状にします。
4)ボールに残りの合い挽き肉、3)のそぼろ状の肉、牛乳につけておいたパン、卵、すり下ろしたタマネギ、スパイスと塩を入れ手で粘りが出るまでよくよく捏ねます。
5)炒めたマッシュルームも加えよく混ぜます。この時、マッシュルームからでた汁もそのまま加えます。
6)薄く油(分量外)を塗った型に5)の肉を半分入れ手で隅々まで行き渡るようによく押し込めます。更に残りを入れ同じように隙間なくしっかりと詰め表面を平らにします。2,3度少し高めの位置から型を落とし、中の肉を落ち着かせます。
7)オーブンに入れ、180度の温度(余熱なし)で40~50分焼きます。途中表面が焦げそうになったら、アルミ箔などで覆います。
中から透明な肉汁が出てきたら出来上がりです。
*オーブンの種類や大きさによって焼き時間が変わります。オーブンの使用書を参考に、注意深く様子を見ながら中までしっかりと焼き上げて下さい。
**今回は昼間は働いているので、朝に仕込み夜に焼きましたが、反対に夜に仕込み、一晩寝かして朝に焼いてもちょうど良いと思います。

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