日本では、あまりマフィンを食べることが少ないように思いますが、ニュージーランドでは、カフェにはたくさんの種類の甘いマフィンが並んでいて、サンドイッチとかではなくこのマフィンだけで昼食にする方もあるほどです。また、ケーキのように色んな種類のマフィンを買って、家に持ち帰る方もありとてもポピュラーな食べ物です。
我が家では、お昼やおやつに重宝なので一度にたくさんのマフィンを焼いては冷凍しておきます。
マフィンは、ちょっとリッチなものを作りたい時にはバターを使用し、中に入れるものもチョコレートや、色々なフルーツをふんだんに入れたりします。しかし、普段のお食事やおやつ用には、バターの代わりにサラダオイルを使い、中に入れるものもシンプルなものが多いです。そして、いつも甘いマフィンばかりではなく、野菜等を使った甘くないお食事用マフィンを作る時もあります。
海外の少し前のマフィンのレシピを見ますと、バターを作る際に出来るバターミルクを使っているものが多く見受けられます。このバターミルクやサワークリーム等を使うと、焼き上がりが少ししっとりとしながらもふわっとした出来上がりになります。今回は、冷蔵庫に開封したプレーンヨーグルトが残っていたので、それと牛乳を混ぜて使ってみました。出来上がりは、やはりバターミルク等を使ったときと同じで、しっとりふっくらとなりました。
生地に入れるベーキングパウダーは、空気に触れるとすぐに作用し始めるので、あまり時間をかけていると準備の段階で膨張してしまい、膨らまないマフィンになってしまいます。小麦粉とベーキングパウダーを一緒にふるったら、出来るだけ早く作業しオーブンに入れるようにします。その為、あらかじめ調理台の上に材料を全部用意し、オーブンも余裕を持って温めておくのがコツです。


材料 6,5cmのマフィン型12個分
薄力粉 250g
ベーキングパウダー 小さじ2
砂糖 130g
レーズン 120g
卵 2ヶ
ヨーグルト 100g
レモン汁 小さじ1
牛乳 75cc
サラダ油 60cc
作り方
1)マフィン型にマーガリンまたはサラダ油(分量外)を塗っておきます。作り出す前に粉から塩以外の材料を全て計量し、レーズンは熱湯に5分程つけ、その後よく水分を切っておきます。オーブンは180度に予熱します。最後に薄力粉、ベーキングパウダーを計量し、一緒に2~3回ふるっておきます。
2)ボールに砂糖と卵を入れ、泡立て器でよく混ぜます。
3)続いて、ヨーグルト、レモン汁、牛乳を加えよく混ぜます。よく混ざったらサラダ油も加え、更によく混ぜます。
4)ふるった粉類を入れ、その上に水分を切ったレーズンをのせるように加え、レーズンと粉を軽く混ぜてからへらで切るように全体を混ぜます。
5)マーガリンまたは油を塗ったマフィン型に、大きめのスプーンを使い生地を入れます。
6)余熱が終わったオーブンにいれ、15分くらい焼きます。焼き加減が均一にならない場合は、途中で型の向きを変えて同じ焼き加減になるようにします。真ん中を軽く押してみて、弾力があれば出来上がりです。もし、押した指の跡が残る場合には、もう2、3分焼きます。
7)焼き上がったら、5分間そのまま放置しておきます。5分経ったら型からはずしラックにのせさまします。
*少し温かさが残っているうちに一つずつラップでくるんでおくと固くなりにくいです。また、冷凍する場合は、一つずつラップしたものが完全にさめたら、さらに冷凍用の袋にいれ冷凍します。解凍は自然解凍します。
*冷たいマフィンは、いただく時にレンジで軽く温めるとおいしくいただけます。