主人の皮膚病はようやく出口が見えてきました。お薬も定まり、もう少し続ければいつもの皮膚になることでしょう。やれやれです。
とは言うものの、この最後で気を抜くと今までの努力が全て泡となるので、もうしばらく食べ物にも気をつけなければなりません。

それにしても今回の皮膚病は本当に大変な症状でした。自分自身や家族に病気が出ると、側で病状をつぶさに見る事が出来るので、主人に言わせるとこんなに勉強になる事はないといいます。

漢方薬を処方する場合、まずは今現在の症状、そしてその症状の起因をはじめ体質、過去の病歴、食べ物の好みや生活の様子などはもちろんなのですが、他にお住まいの地域の気候とかその症状が出たときの季節や時間、天候等々まだ揚げたらきりがない程事細かなことを伺って、始めてお薬をお出しする事ができます。

お薬をお出ししてからも、今まで気がつかなかった症状や、変わったこと等気になることを何でも事細かに訴えてくださる方の方が、その先の処方をする際の参考になります。

こんなことから、我が家で病人が出たりすると、とにかく目の届く所にいるため、刻一刻と変わる症状の訴え方も半端ではありません。そして、これは「勉強のチャンスを与えてあげているの!」と・・・なんと家族の勝手なことでしょう。

薬局に相談に見える方には、場合によっては病院での診察や検査を受けることをお勧めする場合ももちろんありますが、こと我が家においては、歯科、骨折、分娩、または、はしかのような伝染病で学校に診断書を提出しなければならない場合を除いては、病院にかかった事はなく、以前私が足の筋を切ってしまった時でさえ漢方薬だけで治しました。それどころか、1週間後には杖をつきながら漢方薬を持ち、キャンプに行っていたのですから・・・漢方薬が側にあるとはいえ、まぁ~常識的にこんなことは普通はやりませんけどね。

決しておすすめはしませんが、訴え方によっては、こんな無謀な事もできるというあくまでも一つの例です。あとは、いかに相談を受ける者と相談をされる方と一緒になって病気を克服していくかということですね。

その上で大切なのは、お薬はもちろんなのですが、次に大切なのは、お食事のことです。これには、悩まれる方も多いですが、食べ物は、特に病気の時には、普段より体に反応が出やすいので、注意をするとお薬の効き目が早く、病気の回復が早まります。

そんなこんなで、我が家でも病人が出ると、食事作りにもついつい熱が入ってしまいます。

白身のお魚は、スーパー等では種類が少ないので、いつもと違うお魚を見つけたら買うようにしています。
今日は珍しく赤魚の切り身を見つけました。生でないのが残念ですが・・・今回は、身の柔らかさを保ちながら、生臭みを取るように、お肉を焼く時によく使うバルサミコ酢をまぶしてからパセリ入りのパン粉をさらにまぶして焼いてみました。

このかりかりフィッシュは、まさしくかりっという食感になります。今回はご紹介していませんが、サワークリームのディップを付けていただくのもおすすめです。

他の献立
*カブのスープ・・・チキンコンソメにカブと葉、玉ねぎ、セロリであっさりスープにします。
*ブロッコリーと人参の温野菜サラダ


 さかな かりかりフィッシュ さかな

材料  2~3人前
赤魚の切り身   4-5切れ   大きな骨は切り落とし、1切れを2~3個に切る
塩        小さじ1/4~
胡椒          少々
バルサミコ酢   小さじ2~
オリーブオイル  小さじ2~
パン粉      1/3カップ位
みじん切りパセリ 大さじ2    パン粉と一緒にミキサーでさらに細かくする

カラーパプリカ  中4ヶ     縦に12等分に切る
玉ねぎ      中1ヶ     7mm幅の輪切り
生椎茸      5-6本     7mm幅に切る
シメジ      1/2~1パック 根元を切りバラバラにしておく
オリーブオイル  大さじ1
岩塩       少々
黒胡椒      少々

作り方
1)赤魚に塩と胡椒をふり混ぜ、さらにバルサミコとオリーブオイルを加えよくかき混ぜます。
2)下味の付いた赤魚を、パン粉とパセリの細かくした物をまんべんなくまぶします。
3)オーブンシートを敷いたトレーに赤魚を並べ、オーブントースターまたはオーブングリルで、表面に焼き色が付きかりかりになるまでよく焼きます。
4)魚を焼いている間に、野菜をソティーします。温めたフライパンにオリーブオイルを入れ、最初に玉ねぎを炒めます。少し火が通ったら他の野菜を全部一緒に加えソティーします。全体に火が通ったら岩塩と黒胡椒で好みの味に仕上げます。
5)お皿にソティーした野菜をのせ、その上にかりかりに焼いた赤魚をのせます。