大変なことに主人が皮膚病になってしまいました。始めはぽつぽつとあせものような赤い湿疹ができ、それが今では両手足にまで広がり、皮膚は全体に赤く腫れたようになり、かゆみがひどく出ています。

この症状は、玄関の前にあったツゲの木を切り倒したときから始まりました。

過労、ものすごい発汗による身体内部の冷え、ツゲの木に付いていた小さな虫、土に何か混ざっていた、はたまたツゲの木の呪い??等等原因は定かではありませんが、とにかく、病気の相談に乗る立場の人が病気になってしまうというのは、それはそれは大変なことです。

主人は、決して丈夫な方ではなく、数年に一度は数日寝込む事もあります。西洋医学の最先端を行く外科医からいきなり漢方医に転向してしまった父をもち、自分自身が漢方の道に進んだ為、骨折したときと歯医者以外、どんな病気になっても生まれてからこのかた60年以上も病院等にはかかった事がありません。その昔、腎臓を患い高校を1年休学する程ひどい病気の際も、父に漢方薬で治してもらい、漢方を勉強してからは自分自身で対処してきました。

ということで、今回ももちろんのこと病院にはかかっていません。ですから、今回のものが、ただ、皮膚病という以外どんな立派な?病気なのかということは知りません。

そして、自分で診断をくだしながら漢方薬を服用したり、皮膚に塗ったりしています。しかし、今回の敵は手強い!!

一日も早く回復してもらう為に食事も特別メニューに切り替えていますので、参考までにご紹介していこうと思います。

湿疹等の場合は、体の代謝を悪くしているので、激しく代謝を高めるような物等は避けるようにします。具体的に使えない物をあげてみますと、

1)肉、赤身青身の魚、貝や甲殻類・・・動物性蛋白はお豆やお豆腐といった植物性蛋白に代えますが、鶏肉は脂身を避け少量なら使えます。
2)卵や乳製品・・・牛乳の代わりに豆乳や植物性生クリームを使うようにします。
3)ニンニク、唐辛子、生姜等の刺激性の強いもの・・・ただし、火を通すお料理には、ニンニクや生姜は絞り汁なら少々使う事ができます。呉々も生での使用は避けます。
4)バター等動物性のオイル・・・マーガリン、オリーブオイル、サラダオイル、ごま油等の植物性オイルに代えますが、これも多くは使わないようにします。
5)山菜、ごぼう、ほうれん草等のアクの強い物・・・これは全面的ではなく、出来るだけ避けるようにし、使う場合はよく火を通すようにします。
6)強い甘み・・・あんこ、チョコレート等の甘いお菓子類はもちろんですが、お料理に加えるお砂糖等にも注意が必要です。

後は、よく冷えた飲み物や果物等、体を冷やすような物を取ると益々代謝が悪くなり、反って湿疹が悪化する事もあるのでこれも注意しなくてはなりません。

以上の事をふまえると、メニューはお野菜とお豆腐、白身のお魚を使ったものが多いことと作り易さから、ついつい和食が多くなりがちです。

今晩も和食で、と考えている所に突然「洋風なメニュー食べたいな~」との要望が・・・

でも、ストックしている材料は、野菜以外は豆乳と竹輪だけ・・・そこで、豆乳の白菜チャウダーを作ってみました。

豆乳は、火にかけるとだんだんとろみが出るので小麦粉を加える必要もなく、お手軽です。湯豆腐のように体も温まるので、これからの季節にはおすすめです。

他に一緒に頂いたのは、

*パスタサラダ・・・ピクルス、セロリ、茹で人参、茹でアスパラガス、ピーマン、パイナップル(缶詰)をいれ、フレンチドレッシングにミントとパセリを少量加えてあえます。
*2種類のライ麦パン


鍋 豆乳の白菜チャウダー 白菜

材料  3人分 
白菜             大きめ3枚   千切り
玉ねぎ            中1/2ヶ   薄切り
セロリの葉(内側の柔らかい所)適当量     細切り
竹輪             小2本     薄い輪切り
無調製豆乳          500cc~ 
オリーブオイル        大さじ2
顆粒チキンコンソメ      小さじ1
ベイリーフ          1枚
塩、胡椒           少々

作り方
1)鍋を火にかけ、オリーブオイルをいれます。次に、玉ねぎとセロリの葉を入れよく炒めます。
2)白菜を加え、クタッとなるまでさらによく炒めます。
3)竹輪、チキンコンソメ、ベイリーフを加え、ざっと混ぜます。
4)材料がたっぷり隠れるくらいまで豆乳を加えます。火を中火にして、豆乳がとろっとしてくるまで、静かにゆっくりとかき混ぜながら全体に火を通し、塩こしょうで味を調整します。

*今回は、コーンを入れませんでしたが、コーンを入れるともっと洋風になります。
*豆乳の量はお鍋の大きさにより調節してください。また、豆乳を入れてからは、火が強いと分離したり焦げ付く原因になりますので気をつけてください。