葉付きのまま出荷するとお大根そのものが痛みやすいという理由とかで、地場ものでもなければなかなかみかけることのない葉付き大根。

暑い夏の間は見かけることのなかった葉付き大根ですが、ようやくこの葉付き大根が出回るようになってきました。

不要品扱いされるこの葉っぱですが、我が家では、漬けたり炒めたり煮たりと、一品足りないという時にはたいへん活躍してくれるので、葉付きを見つけると必ず購入してきます。

そんな重宝ものにも難点が一つ。ちょっと苦みがあることです。
この苦みを解消すべく、お料理によっては塩揉みをしたり、また、お塩やお酒を加えたお湯で湯がいたりなどの簡単な下ごしらえをしてから用いています。

夕飯は茹でイカのお刺身にきんぴらごぼう、ぎせい豆腐に白菜のお漬け物と野菜の具たくさん味噌汁なのですが、ちょっと彩りに掛けます。

そこで、お大根の葉っぱの出番です。今回は菜飯にして鮮やかな緑を添えてもらいました。

大根の葉の濃いグリーンが、秋という深みのある季節にマッチして、華やかではないけれど彩りを添えてくれます。たまにこんな菜飯はいかがでしょうか?


大根 緑鮮やかな菜飯 大根

材料
米      2合
だし昆布   5cm
大根の葉   適量
塩      少々
酒      少々

作り方
1)だし昆布は汚れを拭き取り切り込みを入れ、お米と一緒に釜にいれ普通に炊飯します。
2)大根の葉はよく洗い、固い根元から5cmくらいの所と、葉の先のちょっともさもさした感じの所は切り落とします。
3)鍋に湯を沸かし、塩と酒を入れ、大根の菜を色よく(茹で過ぎに気をつけて)茹でます。茹で上がった大根の菜はすぐに冷水にとり色止めし、手で水分をしぼります。端から細かく切り、再度水を固くしぼります。
4)ご飯が炊きあがったらだし昆布を取り出し、ボールに移します。しぼった大根の菜を加え全体に混ぜ込みます。

*大根の葉の量はお好みで調節します。また、大根菜を混ぜてから炊飯器等に入れたままにしますと、大根の葉の色が悪くなりますから、必ず別の器に移してください。