ちびっこわんこが、ちょこちょこっと駆け寄ってくる。
しっぽはまるで制御不能の小さな風車みたいにブンブン振られていて、まんまるなおしりまで一緒にぷりぷり左右に揺れている姿がもうたまらない…![]()
まずは濡れた小さなお鼻で、そっと手の甲にちょん。
「だれかな?」って確かめているみたいでもあり、「こんにちは」のごあいさつみたいでもあって。
そのまま流れるように、お顔ごと手のひらにすぽっと入り込んできた。
ふわふわのお耳はひらりとめくれて、まるで小さな貝がらみたい。
それでもまだ撫でてもらえないと分かると、今度は急いでちょこんとおすわり。
後ろ足をぴーんと上げて、ほんのりピンク色のおなかを見せながら、前足を空中でふわふわぱたぱた。
黒いぶどうみたいなまんまるのおめめはキラキラ輝いていて、その瞳の中にはちゃんと私の姿が映ってる。
口元は少しだけにっこり開いて、ちょこんと出た小さな舌がまた愛おしい。
まるでこう言っているみたい。
「こんなに頑張ってアピールしてるのに……
まさかナデナデしてくれないの?
」
しっぽは床をぱたぱた叩いて、小さな太鼓みたいに「早く〜」って催促してくる。
そして首をかしげたかと思ったら、突然片方の前足をそっと膝の上へ。
ふにっと押してくるその力は、雲が落ちてきたみたいにやわらかい。
やっと手があたたかな首元に触れると、すぐに安心したように目を細めて、小さな甘え声がこぼれる。
体全部で「うれしい」を伝えるように、溶けるみたいにぴたっと寄り添ってきた。
しっぽはさっきよりもっと嬉しそうに揺れている。
でも今度は少しゆっくり、ひと振りひと振りに幸せが詰まっている感じ。
……わんこと暮らす人だけが味わえる、一番幸せな瞬間![]()
ただひとつだけ残念なのは、うちの子は毛が少ない犬種だから、もふもふ感があまりなくて…![]()
いつも他のおうちのわんちゃんを見ては、「いいなぁ…触りたいなぁ…」って羨ましくなっちゃうTT