うちの母親は、どうしても女の子が欲しかったらしいのですが、残念ながら生まれてきたのはこの僕なわけです。
自分で言うのもなんですけど、「ご愁傷さま。」としか言いようがありません。
で、更に不幸は続きます。
僕が生まれた1973年はベビーブームで、とにかく子供が多かったのだそうです。
病院で赤ちゃんが生まれると、男の子には青い札、女の子にはピンクの札をつけて分かりやすくしていたらしいのですが、僕が生まれた時、その病院は男の子ラッシュで、青い札がなくなってしまいました。
無いなら何もつけなければいいのに!と思うのですが、なぜか真面目な看護婦さんは、僕にピンクの札をつけました・・・
それを見ていた親戚の一人が速攻で帰って、「女だぞー!」と触れ回ったおかげでさぁ大変です。
うちには親戚中からたくさんの【女の子用】の新生児用品やら服が、次から次へと届きました。
今の母なら即座に「男ですから!」と、親戚中に着払いで送り返すのでしょうけど、信じられない事に当時の母は黙認し、しばらく生まれたのが男の子だとは言えなかったそうです。
と、ここまではうちの母もかわいい時代があったのね話ですが、問題はここからです。
届いた膨大なワンピースやスカートを捨てるでも他の女の子にあげるでもなく僕に着せました・・・
そうです。
母は、親戚やご近所の方が知らないのをいいことに、バレるまで僕を女の子として育てる!という選択をしたのでした。
近所の男の子の友達の中で、一人だけドットのワンピース+頭にリボンをつけた【不思議な子】が当時の写真で確認できますw
・・・という事があったからかどうか分かりませんが、僕は小さい頃、宝石が好きでした。
初めて両親にねだったものが、リングだったのを覚えています。
親父は何とも言えない表情でしたが、ワンピースを着せて育てたのは自分達ですから、贖罪の気持ちもあったのでしょう、比較的すんなり買ってくれたと思いますwww
そのリングは、ルビーやエメラルド、サファイアなど、5色の粒石のリングでした。
(僕はそれをとても大事にしていて、たまにそれを眺めてはニヤニヤするという、鳥肌ものの気持ち悪い子供でした。)
その中でもルビーが特に好きでした。あの吸い込まれそうな透明な赤。 説明が出来ませんが、きっと皆さんにもそういう石があるのだと思います。
時は流れて、ある時宝石には「スター」を冠するものがあることを知ります。
写真をご覧下さい。
見事に6方向に光が反射しています。ルビーの中にルチル「針」が混ざっているもので、ルビーの中でも特別なものです。
他にも、サファイアやガーネット、ローズクォーツ、スピネルでも稀にスターがあるそうです。
我々のショップ 「LaB craftworks」 では、まだ店頭に並べる事は出来ない石ですが、オーダーメイドでお取り寄せする事は可能です。
もしご興味がおありでしたら、お気軽にお問合せくださいね!
お問合せはこちらから→ http://bit.ly/orderLaB
あ! 誤解されたかも知れませんが、僕は組合関係ではありませんのであしからず・・・
LaB craftworks
