今回を入れて残り三戦、ドライバーCS争いが熾烈です。
前回は、初開催となるロシアでした(プーチン大統領も観戦に)。
ヨーロッパ発祥のモータースポーツ・F1が、中国やマレーシア、バーレーン(昨年は韓国、インドも)といった新興国で開催されるところに、時代の変遷を感じます。
そのうち、アフリカ大陸でもGPが開催されるかもしれません。
わが日本もかつて、F1GPの主役だった時期があります。
1980年代から90年代にかけて、”ホンダ・パワー”と呼ばれたホンダ社製のエンジンを搭載したウイリアムズ、マクラーレンチームは、圧倒的速さでGPを制しました。また、ヤマハやトヨタの参戦、タイヤメーカーのブリジストン、電子部品やブレーキパーツも”日本製”が重宝されていました。
バブル期には、日本企業がスポンサーとして続々と広告を出し、中にはチームごと買い取る企業(レイトンハウス、フットワーク)まで出現しました。
まさに、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の時代です。( ̄▽ ̄)
現在は、日本人ドライバーとして小林可夢偉が孤軍奮闘していますが、多くの日本企業がF1の舞台から消えてました。
「バブル崩壊後の長引く不況」、「費用対効果」、「日本国内のF1人気の低迷(地上波放送中止)」など、撤退した理由はさまざまでしょうが、日本企業の世界における相対的凋落を示す一面だと思います。
経済成長や産業の盛衰は、どこの国でも起こりうることです。
例えば、イギリスの自動車産業。
全盛期には国内に140以上ものメーカーがありましたが、米仏独や日本との国際競争に敗れ、衰退してしまいました。
日本の「ものづくり文化」は、伝統的に優れています。
大河ドラマ・『クロカン』で描かれる朝鮮出兵。
秀吉軍は、大量(5000丁)の火縄銃を所持していました。種子島に伝来(1543年)してたった半世紀で、それを模倣し、日本の鍛冶技術を加えた結果、当時世界一と言われる大量の鉄砲が生産されたのです。
先の大戦時にも、欧米が発明した戦闘機に独自の改良を加え、当時世界最高性能を誇る「零戦」を生み出しましたし、日露戦争で活躍した戦艦三笠はイギリス製でしたが、その後太平洋戦争で活躍した戦艦長門は日本製でした。
このように、独自の改良を加えて発展させる技術は、伝統的に優れているのです。
おもしろい比喩があります。
世界の裏側ニュースさまより
牛が2頭います。各国はどうするでしょう?
「あなたは二頭の牛を持っています」という設定で、政治形態や各国の行動を比較しています。
共産主義
「国が二頭とも取っていき、あなたに少しミルクを分けてくれます」
ナチズム
「国が二頭とも取っていき、あなたを撃ち殺します」
と、なかなかシュールです。Σ(・∀・;)
日本はというと・・・
「あなたはその牛を設計しなおし、サイズを普通の10分の1に、牛乳の生産量を20倍にします。それから良く出来た『ウシキモナ君』という漫画キャラを創作して世界中で販売します」
昨今の”漫画・アニメ文化”が追加されています ( ̄▽ ̄;)!!
他の国の比喩も面白いので、興味がある方は元記事をご覧下さい(・∀・)
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F1の話から随分横にそれました。
ネトウヨたちは、「日本の誇りを取り戻す
」と息巻いています。テレビでも、「日本は素晴らしい
」みたいな番組が増え、”愛国心”を煽っているように見えます。個人の価値観はさまざまで良いと思うのですが、
あまり行き過ぎると・・・その結末は悲惨です。
確かに歴史的に、伝統的に、優秀な日本人がいたのは事実ですが、
かといって、現在の日本人全体が優秀なわけではありません。
「日本民族は優秀なのだ」と勘違いして、差別主義、排他主義に陥ることは、不幸な結果を招きます。
「日本は素晴らしい
」とことさら強調しなくても、日本の良さは世界に十分伝わっています。むしろ注意すべきは、ネトウヨによる「差別」や「歴史修正主義」です。
戦後、日本が経済成長し、技術大国となり、アニメ・漫画文化が世界で有名になったのは「平和な民主国家」だったからこそです。
他国を「差別」して笑いものにしたり、自国の歴史を「都合良く変更」して、一体どんな「誇り」が取り戻せるのでしょう?
人間も、国も、一人では生きていけません。
他者を尊重し、協調することが必要です。
「人間が作り出したものは、必ず解決できる」
五輪やF1のように、国境を越えて共有できる価値観があるのですから、決して不可能ではないと思います。