『カーネ』と『花アン』と戦争 | 日本の未来を考える

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旧ブログ名:NHK朝ドラ『梅ちゃん先生』、『純と愛』批判をメインにしたブログ。リンクはご自由にどうぞ。

NHK朝ドラ『カーネーション』(再放送)と『花アン』が佳境、というかほぼ終わりです。

『カーネ』の方は、初めて通しで観ました。

確かに面白い。
内容が濃密で、登場人物がみな生き生きしています。

人物造形が素晴らしく、いわゆる、キャラクターが立ってるんです。

だから、感情移入もしやすいし、親近感も自然に湧きました。
また、台詞にしても、
決して綺麗事じゃない「大人のリアルさ」を表現していましたね。

脚本はもちろんですが、俳優さんたちの”プロ根性”がひしひしと感じられました。

ただ、やはり、オノマチから夏木マリさんへの配役交代がネックでした・・・。
どうしても、”同一人物”に見えない ( ̄▽ ̄;)!!
夏木さんもそれなりに良いのですが、”オノマチ糸子”とは違うんです。
特殊メイクを使うくらいなら、

オノマチのままでええやんか!(゚ ロ ゚ ; )

と率直に思いました (´・ω・`)
どうしても老後を描きたいのであれば、スピンオフ(「後日談」)でやれば良かったのに。

それでも毎朝の15分が短くて、「あれ?もう終わり?」ということもしばしば。
”朝ドラ史上最高作”という評価にも納得しました。(゚-゚*)(。。*)ウンウン


次、『花アン』

こちらは飛び飛びでしか観ていないのですが、
大して面白くもなかったのでいいでしょう(笑)

マキタスポーツという俳優さんが、過去のヒット曲を分析して、
それらの良いトコ取りしたヒップホップ風の曲を作りました。

10年目のプロポーズ♪
http://youtu.be/0Li5q8hrxkY

どこかで聞いた陳腐なフレーズと、ありがちなメロディー・・・
でも、何となく良い曲に聞こえてしまう。

『花アン』がまさにそんな感じ。

田舎での極貧幼少期は、もろ『おしん』。
仲良し女学生時代や空襲時の家出騒動は、『おひさま』。
てぇ!?」は、『あまちゃん』の「じぇじぇじぇ」のパクリ。
「貴方の夢がボクの夢」みたいな従順な夫は、『純と愛』でしょう。

他にも『カーネーション』や『ごちそうさん』、『梅ちゃん先生』を彷彿させる設定や描写がありました。

いいトコ取りのつぎはぎドラマ・・・

どこのマキタスポーツやねん!(゚ ロ ゚ ; )

ヒロインの台詞が、これまた現代的。
「翼を広げて~♪」「前向きに生きるの~♪」・・・まるで「平成の人間」のようなお気楽さ。

これらの面白要素が全て「架空(作りモノ)」というのが脚本家やNHKのいやらしいところ。

もちろんドラマですから、創作部分があってもいいんですよ。
ただ、主要人物のほとんどが架空だったり、キャラが変わっているなら、「原作」要らないよね、という話になるわけで。
しかもその目的が、「大衆受け」や「視聴率」のためだったり・・・

視聴率至上主義ですからね~NHKは (´・ω・`)

今回は一応「実在モデル」があるので、
これはフィクションです」というテロップ(NHKにしては例外的)を入れています。

全てがこんな調子なので、見所は”仲間由紀恵”さんくらいしかなく、
結果的に、「脇役ドラマ」と呼ばれたのは必然でした。

朝日新聞の寸評では、「上品なドラマだ」などとトンチンカンなこと書いていました。

ヾ(@゚▽゚@)ノあはは~ ばっかじゃねーの、朝日!(゚ ロ ゚ ; )


さぶろう様ブログで「山下柚美」さんのコラムが紹介されていました。

参照:

仲間由紀恵の際立つ演技力「花子とアン」ではなくて、実は「花子と蓮子」~山下柚実


山下さんは、過去の朝ドラでも的確な分析をされていましたが、今回もさすがです。

ヒロインのせいというより、NHKや脚本家の”下心のせい”だと思いますね(吉高さんの”棒読みキャラ”も、現代劇なら配役次第で生かせるでしょう)

今日の放送で、ラジオ番組での蓮子の台詞が、おそらくこのドラマの佳境でしたね。
戦争は人類を不幸に導く

子を戦争で亡くした母親の切実な思いを、仲間さんは十分に表現されていました。

しかし、
女ばかりに政治を任せたら、決して戦争をしないでしょう」という部分については、さぶろう様と同じく、違和感を覚えました。

安倍内閣の女性閣僚って、
「ネトウヨ」ばっかじゃねーか!(゚ ロ ゚ ; )

もちろんこれは、収録時期からみて、脚本家の意図ではないでしょうが、
アベ政権への痛烈な皮肉になったのは間違いないでしょう。

モミモミ君・・・官邸に呼び出されたんじゃないのか(笑)

私がこのドラマにぴったりのタイトルをつけるとすれば、

『蓮様と私』 (朝ドラオマージュ作品) です。

「赤毛のアン」とか、本筋とほとんど関係なかったですから ( ̄▽ ̄;)!!

次回作、やっさんだかぐっさんだか知りませんが、とりあえず、

NHK、番宣多すぎだろ!Σ( ̄ロ ̄lll)

これでもか!というほど流しまくりです。特番まで・・・。
民放には絶対真似できない放送をするのがNHKの特長とはいえ、

それを”悪用”するとは何ごとか!(゚ ロ ゚ ; )

映画館の予告編みたい、というか、もっと酷いでしょ。(´・ω・`)

「原発関連番組」は、放送時間変更(深夜に)したり、放送自体を中止する一方で、視聴者を”白痴化”させる娯楽番組ばかり垂れ流すNHK。

ただでさえニュース番組が、「大本営」化しているのに、
これ以上、「アベさまのNHK」化するのは、

さすがにマズイでしょう(´・ω・`)