昨日放映された討論バラエティ、『たかじんのそこまで言って委員会』についての感想です。
なぜか関東エリアは放送されておらず、関東の方には馴染みがないでしょうが、わりと人気があります。
司会はやしきたかじん(病気療養中のため辛坊治郎らが代理)です。
お題(時事ネタ)のビデオが流れた後、パネラー(回答者)がモニターで意思表示をします(賛否を問う場合も)。そして司会者が指定したパネラーがコメントするという形式です。
ゲストは、俳優、新聞記者、大学教授、評論家などの個性的なメンバーです。時事ネタを扱う点では、『たけしのTVタックル』に似ていますが、こちらは右派的なゲストが多いのが特徴でしょうか(日本テレビ系なので)。
昨日は、「2013年この国に生まれてよかったSP」でした。
特別ゲストが、桜井よしこ氏だったので、ちょっと嫌な予感がしたのですが、やはり”安倍応援団”かと見まがうようなメンバーでした。
番組の後半で、東京オリンピック開催ネタが出ました。
この時の、竹田恒泰氏の発言に大きな違和感を覚えました(以下概略)
・東京オリンピックが決まったのが今回で良かった。
・もし前回(2016年大会が東京)だったなら、福島原発事故が起きて五輪はキャンセル。
・日本は国際的に大恥をかくところだった。
・これは運命のようなものだ。
さらに、自分の父親(恒和、JOC会長)を引き合いに出し、持ち上げる事に終始しました。
この竹田恒泰氏は、明治天皇の玄孫(やしゃご)という血筋と、反原発で有名な評論家です。
私は”反原発”という一点で、秘かに彼を応援しておりましたが、この発言で幻滅しました。
今回の発言は、あまりにも短絡的で、言ってはならない部類のモノです。
寅さん風に言えば、「それを言っちゃあおしめえよ!」です。
確かに、事実かもしれません。ですが、彼の立場では「言えないはず」なのです。
福島原発事故は、すでに明らかなように、単に震災ではなく、人為的ミスが招いたものです。
さらに、それが大惨事にならなかったのは、現場の判断による奇跡でした。
東京五輪招致成功の一番のカギは、「原発汚染水に関する嘘」でした。
竹田JOC会長は文書で各国の委員に送付し、安倍総理はマイクでそれを実行しました。
参照:福島第一原発の地下25mでも放射性物質検出(12/20 22:54)
そういう経緯がありながら(本人は間違いなく知っているのに)・・・
東北震災からの復興をダシに使っただけではなく、原発事故まで都合良く利用するとは・・・
何と卑しい根性なのか、竹田恒泰は!(゚ ロ ゚ ; )
この人は、反原発をウリにした芸人・山本太郎と同じ部類だと確信します。
いや、山本太郎の方が分かりやすいだけマシかもしれません。
とりあえず今後は竹田氏を、「原発芸人」と呼ぶことにします。(´・ω・`)
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折りしも、今後の地震予測が発表されたばかり・・・
そんな中、安倍政権は”原発再稼動”を着々と推し進めています。
2020年までの間に、首都圏で大規模な地震が起こったり、
あるいは、再稼動した原発が事故を起こしたらどうなるのか?
そもそも2020年までに、福島原発の処理が終わること自体あり得ないのに・・・
竹田氏の言うとおり、何かが起これば「東京五輪は中止になる」と覚悟すべきでしょう。
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私は、東京オリンピックには、今でも反対の立場です。
人を欺いて得た物など、何ら価値がないと思っています。
猪瀬元知事の人種差別発言もドン引きでした。
勝つためには手段を選ばないという思考方法を、私は支持しません。
それに、ただでさえ「一極集中」しすぎのメガシティ・東京。
東京で五輪をしたところで得をするのは政財界の一部と関東の人だけ。経済効果もしれています(東京のGDPは先進国トップクラスの規模なのです)
ならば福島の復興、東北の発展に全力を注ぐ方が、様々な点で国益になります。
人口分散、地域活性化は、景気回復にも大きく寄与します。
その過程で、「東北にオリンピックを!」というのなら十分筋が通ります。
もしそうだったなら、私を含め、全国民が諸手を挙げて歓迎したでしょう。
福島県内で震災関連死と認定された方はすでに1500名以上。これは津波での直接死亡者数とほぼ同じです。また、子供の甲状腺がんも多数報告されています。
「原発は安全だ。原発事故で死者は出ていない。だから再稼動すべきだ」
一体どの口が言ってるのだろう?(´・ω・`)
(福島はともかく)「東京は安全だ。問題ない」という主旨の安倍総理、竹田会長の言動は独善主義であり、裏を返せば、福島の現状を無視した”切捨て”とも言えます。
東京五輪という些細な名誉欲は捨て、福島をはじめ国民全体の生命、安全を優先することこそが本当の国益だと私は考えます。以上。