今後の内外情勢について

From 岡田磨左英(中小企業診断士)

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今回は外部環境である国際情勢と内部情勢の話です。3/4時点です。経営そのものは、それぞれの企業が頑張っていくにしても、外部環境は自分の力いかんともしがたいところがありますので、読みが大事です。

今年はどうなるのでしょうか。まず、コストプッシュインフレなのに、インフレがもう2%に達しているから、
「金融引き締めに入るべきだ」理論が、新聞などマスコミにあふれていますが、どうでしょうか。

決断は日銀総裁の植田さんがするでしょうが、輸入物価が落ち着いてきたら、また内需が低迷していますので、
デフレに逆戻りの可能性が大きいでしょう。

先日10月から12月のGDPの四半期速報が出ていましたが、2四半期連続のマイナスもそうですが、内需がガタガタです。この状態で金利を上げてはいけないと思います。

国際情勢はどうでしょうか。イスラエル・ハマス戦争はネタニヤフが強硬派なので、なかなか終わらないでしょう。

ウクライナ戦争はどうでしょうか。ゼレンスキーが停戦しようとしないので、これもなかなか終わらないでしょう。

台湾有事も、あとはいつ起こるかどうかの問題だともいわれています。

今年の11月に米国大統領選がありますが、民主党側がトランプ大統領選出を色んな手を使って阻止してくる可能性があるので、どうなるか未知数です。トランプが選出されれば、イスラエル・ハマス戦争も終わるし、ウクライナ戦争も終わるでしょう。

北朝鮮もミサイル発射をしなくなるでしょう。中国の台湾侵略も可能性が低くなると思います。

当事者がどのような判断をするかによりますので、国際情勢はどうなるかわかりません。リスクだらけということは間違いありません

国内の情況はどうでしょうか。裏金問題に終始していますが、相変わらず、少子化対策と言いながら、少子化促進策を提示するぐらい官僚も政治家も質が悪くなっていますので、国内の経済情勢も良くなる見込みはありません。

そこで、経営者としては、内外のリスクを考えたうえで、今現在手を打っておく必要があります。

経営者としても舵取りが難しい時代になってしまいました。GDPがインドに抜かれないように、自分たちができる最大限の努力を、それぞれの立場でしていくしかないですね。
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岡田磨左英(中小企業診断士)