今日はブーツを購入。


午後、お風呂に入って六本木で映画。

先日公開になったばかりの「私の中のあなた」


父と同じ病気を抱えた人、

そしてそれを見守る家族というテーマ。


是非見たいと思っていた。


ひとつひとつ辛い判断を迫られて、

間違っていないと強く思いながら、治療を進めていく。

家族の決断、その思いは、正直他の誰かと共有できる気があまりしなかった。

その思いが描かれているのでは?共有したかったからだと思う。


白血病の姉、ケイト。


その姉のために妹アナは計画的に生まれてきた。

生まれてすぐ提供された臍帯血。

その後もドナーとして、

治療に必要な骨髄、血液を提供し続ける。


提供する、子供だったため本人の意思確認ができたのか?


母親は弁護士をやめ、家族全体のために働き続けた。


家族全体のためって、なんなのだろう。


失読症の兄ジェシーは、自宅でのトレーニングは最初からあきらめられ、

全寮制の学校に預けられる。泣きながら受け入れるジェシー。

辛くなったら帰ってきていい、と父が慰めるも

帰ってきてはいけないということをきちんと子供は理解しているのだ。


妹は姉のために臓器を提供し続ける。


うつ状態のケイト。

髪が抜けているため外には出たくないと叫ぶケイト。

身を翻して母が駆け込んだバスルームから鈍い音が。

母親が髪の毛をバリカンでそり落としていたのだ。


病気の姉ケイトの病気治療は

毎回予断を許さず、最優先事項として

家族の中で当然のことだった。


そんな中でも家族全員ができる形で、

姉ケイトが生き続けるために、できることをやり続ける。


自分がひっそりと作ったアルバムを読むケイト。

父親からは母の愛を奪った。

妹からは臓器、血液、そして自分の世話、両親の愛。

姉は妹の世話をするものであるはずなのに。

兄からも両親の愛を。

母親からは、仕事だけではない、彼女の人生と時間の全て。


そこには、母、弟、妹、父親の「犠牲」があったのか?


犠牲?当然?


そんなある日、妹が姉の治療に必要な腎臓の提供を拒否したいと

やりての弁護士を雇い、裁判を起こす。


腎臓を提供すれば、残るひとつの腎臓では、

チアリーダーや、楽しいパーティーなど無茶はできない体で

一生過ごすことになるから。


生まれてすぐから姉のために受けた処置の書類をそろえ、

弁護士事務所に乗り込む。


家族にとっては突然の訴え。


受け入れられない母親。


そんな中、姉の状態は悪くなり、海が見たいと言い出す。

ケイトは父・妹・弟と一緒に海へとでかける。

病院から連れ出すなんて、ケイトを殺す気か?と

受け入れられない母親に、受け入れられないなら離婚だと突きつける父。

おびえる子供。


ケイトを後部座席に乗せて、アナを学校に迎えにいく。


窓をきっちりと閉めた車。


後部座席のケイト。


父の姿と重なる。


母親も駆けつけて仲直りをする姿を見て拍手をするケイト。

無事病院に戻る。


そして裁判も進行。


芝生にケイト寝転んで話をするアナ。

死ぬのがこわい?

先に違う世界に行ってしまうのなら、待っていてくれる?

「広くて迷うようだったらモンタナに来て。

そこで待ってるから」というケイト。


迷った時、待ち合わせをする場所がほしい、

本当に同じ気持ち。


妹が臓器提供を拒む裁判を起こした理由、

あの優しい妹が自分の体を守るため、自分のために訴えを起こす?

誰のための裁判なのか?


全てをささげた母親と、それを痛いほど感じているケイト。

望んでもいない病気なのに、全てを奪っていくと。。。


全てをささげているがゆえにケイトが迎えようとしている

最後のときを受け入れられない母親。

患者側の思い・・・。


何より、その全てを幼いながら受け入れ、

鼻血、高熱、吐血

姉の苦しむ姿にも正面から向き合い、きっちりと世話をし、

そして、父親の同僚とも仲良く過ごし、きっぱりと毎日をすごしている、

妹アナが本当に凄い。


状態が本当に悪いとき、距離を置いていた親戚がかけつけ、

勝つんだという気をしっかり、癌よ消えろと唱えなさい、瞑想の本を持ってきたのよと

声をかける親戚たち。


「試してみるわ」と答えるケイト。

その姿を見つめる父、妹、弟。


患者側の気遣い、、、。


親戚が帰った後、ケイトは母親と二人になりたいという。


二人になったとき、母親は何も話したくない。

手術に備えて早く寝なさい、と声をかける。


ケイトはひっそりと作ってきたアルバムを手渡す。


ページをめくり、ついに張り詰めていた全てが途切れ泣き崩れる母。


「ママは大丈夫よ」と励ますケイト。

患者の強さ、弱いのは見守るほうかもしれない。


残された側の感情について、色々な思いがめぐってきた。


とてもよくできていると感じた。

いろんな状況を一度クリアにしたい。


帰宅後、着替えてすぐにウォーキングに。


夜の公園は避けたい。

目黒通り沿いのコースをしぶしぶ歩く。

ここから山手通りまではどれくらいの距離だろうか。


気にすべきことと気になることは違うと思っていた。

判断に迷いがあるとき、気持ちが揺らぐ。


前向きな選択をしているのだと、強く思える選択だけを

していきたい。


ダイエーまでの道があんなに長く感じたのは初めて。


近くの銭湯が取り壊されていた。


24を見て、父と重なる。


父と対面している時以来、泣いていない。


泣いていないことには気づいていた。


泣きたかったことには気づかなかった。


今できることを迷いなくやる。

迷っている暇はない。