皆さんこんにちは
フォーステラーです
さていきなりですが、「殺」という言葉をご存じでしょうか
恐らく皆さんが考えているような意味
とは少し違います。
これは、自分の四柱推命に元々存在していたり、もしくはその時々によって現れる、総合的な運勢とは少し違った突発的に現れる運気のことを指す言葉です。
例えば、恋愛運が良くない年でも「桃花殺(とうかさつ)」(詳しくは記事一覧の中から#32 「桃花殺には種類があるの？？」をご参照ください！)が強く現れる月には突然の運命的な出会いがあったりもするのです。
また、その年だけでなくその月にも同じ「殺」が被って現れている場合、その影響が大きくなり過ぎてコントロールできない状況に陥ることもあります。
「殺」という言葉は、普段の日常生活に突然現れ私たちをびっくりさせる、恐ろしい感じからそう名付けられたそうです。
「殺」にはとても多くの種類があり、その数はなんと数百にも及ぶと言われています。
フォーステラーの占い結果を見ていると度々見かけるこの「殺」。
今日はその中でも1番よく知られているパワーの強い「12神殺」について知って、占い結果をより深く受け止められるように勉強してみましょう
1. 将星殺（しょうせいさつ）
「将星殺」とは剣を持った将軍を表す「殺」で、成功や権力、または勢いや実行力を意味します。
将星殺を持つ人は自主的に行動する強い意志を持っているため、自然と周りに人が集まるでしょう。
自分の才能によって成功を成し遂げたり、専門的な分野で名を残したりすることも！
また頭もよく、臨機応変に物事を解決していきます。
高い行動力と強い意志を兼ね備えているので、どんなに辛い状況でもあきらめずに最後までやり抜き、最終的には多くの人から尊敬されるでしょう。
しかし戦争があっての将軍という地位なので、辛いことや大変なことあれば頑張れるのですが、特に試練のない安定的な人生を生きている人からしたら、あまり意味のないものにもなり得ます。
また異性からモテる「桃花殺」との関連性も深く、何かに成功すれば成功するほど男女問題も増えるので男女関係には特に気をつけてください。
将星殺を持っていると大きい成功を収めることもありますが、同時に大きな失敗をすることもあります。
その原因は自制力の足りなさからくるものです。
物事がうまくいっている時ほど謙遜を心がけなければなりません。
将星殺はパワーが強いため、自制心を失ってしまうと悪いことが起きる可能性が高くなるので慎重に行動するようにしましょう。
2. 攀鞍殺（はんあんさつ）
攀鞍殺とは馬につけられた鞍の上に乗るという意味の「殺」で、合格、出世、昇進、そして円満な人間関係を意味します。
攀鞍殺を持つ人は人生の試練を努力で解決することができるでしょう。
十二殺の中でも特に強い成功のパワーを意味する攀鞍殺を持つ人は、リーダーシップがあり話し上手です。
そのため臨機応変に物事を解決し、円満な人間関係を築くこともできるので、周りの人からも助けてもらえることでしょう。
新しいことに挑戦するのが好きで常に忙しい人が多いのが特徴です。
しかし、この「殺」が成功を意味するからといって、必ずしも簡単に成功できるという意味ではありません。
試練を克服した場合のみ、他人よりも大きい成功や結果を手にすると言う意味です。
またこの運気には、うまく馬に乗れなかったら失敗してしまうという意味もあるので、物事がうまくいっている時にも気を抜かないで下さいね。
また少し目立ちたがり屋なので時には嫌がられることも。常に謙虚な姿勢で、恩を忘れずに周りの人々に接すれば更なる幸運を手にできるでしょう。
3. 駅馬殺（えきばさつ）
「駅馬」とは昔、長旅をするときに必要な駅と駅を結ぶための馬のことで、移動、変動、変化、瞬発力、そして多忙を意味します。
昔はあまり落ち着きがなく、どこかに定着することができない人というネガティブなイメージの「殺」でしたが、グローバル化が進んでいる現代社会では高い評価を受けている「殺」となっています。
駅馬殺を持つ人は臨機応変に行動でき、勢いがあって実行力もあります。
また、観光、航空、貿易、運輸、情報通信、営業、広告、出版、マスメディアなどの分野で仕事をすると能力を十分に発揮し、活躍することができるでしょう。
転職など移動することが多く、心も体も疲れ切ってしまうこともありますが、駅馬殺を持つ人にとっては1つの場所にずっと留まっている方がもっと苦痛なことです。
しかし、はっきりとした目標がない場合、空っぽの荷台を引いて歩くように、何も得られないままただ忙しく彷徨い歩いてしまうことも。
せっかちなゆえ物事を軽く考え、簡単にあきらめたり、雲をつかむような夢を追いかけては、中身のない歳月を送ることもあります。
自らが持つ運勢をうまく生かし、良い方向に持っていくことが出来れば、幸運も訪れることでしょう。
4. 六害殺（ろくがいさつ）
六害殺は死神とも呼ばれ、自分と周囲を害するよくない「殺」として知られています。
六害殺を持っていると、家族に悪いことが起きたり盗難や病気、火事などの災難が起きると言われています。
災害を最小限にするために普段から気をつけて行動する事をおすすめします。
六害殺を持っている人は何事も早く終わらせようとし、後回しにするのが嫌いです。
臨機応変で、敏感、また感性が豊かで、このような性質をうまく使うとセンス抜群の人になれますが、物事を敏感に捉えすぎるとよくないことが起きることもあるので気をつけてください。
また喧嘩をして意見が行き違った時には一歩引いて譲る姿勢が必要です。
六害殺を持っている人は、ボランティアをするなど、良いことをたくさんする努力をすると良いでしょう。
六害殺を上手くコントロールして良い方向に持っていきましょう。
5. 華蓋殺（かがいさつ）
華蓋殺を持つ人は華々しさをまとっており、学問、文学、宗教、芸術のシンボルともいわれており、また孤独、中断、再生、反復などの意味もあります。
才能を意味する華蓋殺は特定の分野を極める人が多い傾向があるので、文学や芸術の分野で大きく成功する人が多いです。
さらに華蓋殺を持つ人には、頭が良く、クリエイティブな人が多いです。
しかし、転んでは立ち上がりを繰り返す運命を背負っているので、それを克服することで大きな成功を手にする事ができます。
華蓋殺がある人は1人で考え込んだり、非現実的なものに魅力を感じ、現実逃避をしたくなったりもします。
なので宗教や哲学にはまりやすい傾向があるでしょう。
またプライドがとても強く、自分の世界だけで生きようとし、友達とあまり一緒に遊ばない傾向も。
現実的なアドバイスをしてくれる人といると、あなたの才能がより一層引き出されるので周りにそんな人がいないかよく見回してみましょう。
6. 劫殺（ごうさつ）
劫殺は「人に奪われる」と言う意味を持っている良くない「殺」です。
この「殺」があると、盗難、詐欺、強盗、事故、病気などによって自分の財産や健康などが奪われる可能性があるので気をつけなければなりません。
しかし劫殺が良い方向に働くと、決断力や勢い、革命などの意味になることがあります。
試練を乗り越えて多くの富や権力を手にすることができるかもしれません。
劫殺をうまく活用できる分野には警察、医療関係、財務等があります。
基本的にこの運気を持つ人は余計な事を考えず、常に努力をし続けなければなりません。
思ってもいなかったところから悪い事が発生する可能性があるので常に警戒が必要だと言えるでしょう。
失敗したことについて自分を責めるより、できるだけその失敗が再度起きないように注意することが大切です。
この運勢をしっかりコントロールして、いい方向に活用しましょう。
7. 災殺（さいさつ）
災殺は囚獄殺（しゅうごくさつ）とも呼ばれ、不吉な運気だと言われています。
良くない運気ですが、良い方向に働く時は苦難を克服し目標を成し遂げられることも。
警察、検察、裁判官、税関、軍人などの分野に従事するといいでしょう。
災殺を持つ人は知識が抱負で、臨機応変に物事を解決し、将来の利益のために今を我慢することができるなどといった柔軟性もあります。
逆境の中でも最後まで生き残ることができる人です。
しかし災殺があると訴訟、拉致、拘束などを経験したり、自分の夢を叶える事のできない状況に陥ることも。
必ずこのような事が起きるというよりは、常にそれらに用心して生きていかなければならない、という意味として受けとめるようにしましょう。
欲を出し過ぎたり、悪知恵を働かせると、結局は自分が罰を受けることになり、また外部からの誘惑も多いので、強い精神力や忍耐力が必要です。
この運気を持つ人は、タイミングを伺うセンスと七転び八起きの精神が必要となるでしょう。
8. 天殺（てんさつ）
天殺は別名「閻魔大王」、「天変地異」の運気と呼ばれ、まるで個人がコントロールする事のできない災害のような運気を表します。
良くない運気ではありますが、良い方向に作用する際は不可能に近い事も可能にしてくれるでしょう。
天殺を持つ人は物質的な豊かさより名誉や理想などを重視し、理想が高く、直感が鋭い傾向があります。
また理想が高いために、限界を感じては現実を恨む事もあります。
しかし、その限界を乗り越えようと努力すれば、実際に持っている才能以上のことを成し遂げることができるでしょう。
天殺があると地震、洪水、台風、火災、事故などの予測不可能な出来事や病気、または自分の力ではどうにもならないような事がおきます。
どうして自分にばかりこんな恐ろしい事が起きるか…と考えるより、このような事が起きないように、あるいは起きた時に備え、事前にしっかりと対策を立てるようにしましょう。
特に、自慢したり相手をマウンティングしたりしていると、陰口を言われたり天変地異の不運を経験する事になるので注意してください。
天殺の運勢を持つ人には謙虚さが一番の特効薬であり、他人を思いやったり、善良な行動をすることで災いを避ける事ができます。
9. 地殺（ちさつ）
地殺は変化や移動を表す運気で、駅馬殺（えきばさつ）と似ていますが、駅馬殺は、外的要因による環境の変化や移動が多いことに比べ、地殺は自身の意志による移動を意味します。
地殺を持つ人は活動的で、新しいことや変化を恐れたりしません。
新しいことが好きなので引っ越しや旅行、留学、海外移住、転職など衣食住の変動が多いことが特徴です。
また貿易、観光、流通、配送、不動産など動き回る職業が向いているでしょう。
このように多くの経験を通して学んだ事や広い人脈を適切に活用すれば成功する可能性もありますが、コロコロと気が変わり、一つの場所に定着出来ない事もあるので気をつけてください。
地殺を持つ人は転職など移動することが多く疲れてしまうこともありますが、地殺がある人にとっては1つの場所にずっと留まっている方がより苦痛です。
変化や移動が多いので明確な目標を持ち、そのために努力を惜しまないようにしてください。
10. 桃花殺（とうかさつ）／年殺（ねんさつ）
桃花殺は別名「年殺」とも呼ばれ、魅力、人気、華やかさ、装いなどで注目を集める才能を意味します。
以前は芸者によく存在する気だと言われ悪く見られていましたが、個性が重視される現代社会においては良い運気として評価されてきています。
人の気を引くのに秀でており、特に異性からの注目を集める「殺」なので、うまく活用すれば社会的成功や対人関係に良い影響を与えることができるでしょう。
特に芸能、芸術、放送、美容、ファッション、営業、政治など人気や華やかさが必要な分野でパワーを発揮し、女性芸能人が多く持っていると言われています。
しかし桃花殺があると派手なものにすぐ引かれる傾向があり、場合によっては浮気をしてしまうこともあるので、異性問題を起こしてトラブルになってしまうことも少なくないでしょう。
お酒、賭博、浪費、不倫などにハマってしまう恐れもあるので、桃花殺のある人はこのような衝動を上手く抑えられるように努力しましょう。
自分の能力や魅力をアピールすることは良い事ですが、何事も度が過ぎるとよくないということを忘れずに！桃花殺をうまく生かしてみましょう。
11. 月殺（げっさつ）
月殺は「枯草殺（こそうさつ）」とも呼ばれ、明かりのない暗く大変な状況に置かれるという意味を持つ不吉な運気です。
月殺に支配される時期は我慢強く自分自身を鍛えなければなりません。
あまり良くない運気ですが、良い方向に作用するのは、自分自身の努力ではなく周りの状況や変化によって利益が発生する場合です。
相続や贈与による利益、競争者の不運などによる思わぬ利益が期待できます。
一般的には月殺のある時期には努力しても成果が出ず、精神的な苦痛を受ける事が多いことが特徴です。
こう言われると少し怖いかも知れませんが、事前の心構えが重要だというくらいに受け止めておいてくださいね。
思っていたような結果が出ず、悩んでしまい、それがひどくなると心の病にも繋がる事もあるので、精神力を鍛える必要があります。
苦難を克服するためには、冷静さを失わずに耐え忍ぶことが何よりも重要なので、いずれ良いことが起きるだろうというような気楽な姿勢でいましょう。
12. 亡身殺（ぼうしんさつ）
亡身殺は体を壊すという意味を持つ「殺」で他人や周囲に自分の弱点がばれたり、悪い噂を立てられたりなどと良くない運気にあたります。
しかし良い方向に作用すると、結婚や恋愛が上手くいったり、異性からモテるようになったりもします。
芸能人、モデル、または政治家など、良くも悪くも注目を浴びるが必要な職業の人にとってはかえっていい運気になったりもします。
しかし亡身殺は対人関係、財運、名誉、身体などに関し、自分が招いた失敗が仇となり、恥をかくようなことがあるかもしれません。
そのため、何ごとにも事前にしっかり注意しておくようにしてください。
大体の原因は欲を出し過ぎたり、他人からよく見られたいといったことから始まりますが、そのために無理をしたり悪知恵を働かせた時に良くない事が起きてしまうでしょう。
例えば、浮気などの悪いことをするとすぐにばれてしまうので、常に慎重に行動するように心がけてください。
いかがだったでしょうか？
「殺」はこの他にもまだ数百種類あるので、誰もが皆そのうちの何かしら一つの「殺」の運気を持っていると言われています。
自分の四柱推命の命式にはない「殺」であっても、10年ごとに変わる「大運」、毎年変わる「年運」、月ごとに変わる「月運」などによって、様々な「殺」が訪れたり、抜けたりを繰り返します。
天気予報で雨の予報が出た日には事前に傘を持って出掛けるように、それぞれの運勢の意味を知り、悪い運勢の場合には、うまく回避できるよう事前に予防策を立てておきましょう。
全てが悪い運気ではないので、うまくコントロールして良い方向に運気を活かしてみてくださいね
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