あなたは「逃げて勝つ」という言葉を聞いてどのようなイメージを持ちますか?
おそらく「逃げる?」 もしかして敵前逃亡? 逃げるなんてとんでもない奴だ!!
とあなたは思うでしょう
しかし私の趣味であるロードバイクのレースの世界では「逃げて勝つ」は大変な名誉で、
勝った者には最高の栄誉と賞賛が与えられます。
理由はロードバイクは風の抵抗との戦いだからです。
先頭は風邪を切って走りますが、その後ろを走っている人は同じスピードでも約60%
の力で走ることができます。
ロードレースではいかに集団の中で身を潜め、体力を温存して走るかが
勝利のためには重要になってきます。
そんな状況の中で勇気をもって集団から自ら離れ風邪を一心に浴びて一人で
走りきるということは並大抵の意志の強さと、体力と、幸運がなければ
できないことです。
それだけにそれを成し遂げ勝利を手にした選手には、多くの賞賛が与えられます。
プロのロードレースはチームごとに走り、一人一人別々に走っていますが実は
戦いはチームごとの戦いになっています。理由は
ロードバイクの世界では個人の強み、弱みがはっきりしているからです。
例えばゴールでのスプリント(短距離での爆発力が必要)の強い選手は総じて
山岳の登りが苦手です。また逆に登りが強い選手はスプリントは強くありません。
また大柄選手は平地の一定速度の巡行が得意ですがスプリント力がありません。
平坦ゴールの時は各チームともスプリントの得意な選手(スプリンター)の
前を走り風よけとなりいかにスプリンターの力を温存させゴール前で解き放つかが
重要になってきます。
チームという組織の中で個人個人がそれぞれの強みを生かし目的を成し遂げる。
最近始まったスクールの「組織と経営」の講義を聞きながら
「自転車乗りたいな・・・」などと思ってしまいました。