母は癌告知を望んでいたけど、私は最後まで言えなかった
高1の時、父が余命告知通り3ヶ月で逝ったので
「癌」と発するのもおぞましかった
強い母にはキセキが起こるかもしれない!という一縷の望みと
少しでも長く生きてほしいキモチから、延命措置も迷わずお願いした…
そして、母は喉に穴を開けられ話せなくなった
あの時の答えは一つだったけど
今となれば
延命措置はしない方がよかった…
癌告知をして「思い」は伝えたほうが良かった…
母が最後に私に教えてくれた事だと思う
昨日は、若い時の同僚と会う事になり、彼女が一緒に映画を観よう!と誘ってくれた
外科医をされてた萬田先生が、介護ケア医師になり
末期癌患者と向き合うドキュメンタリーだった
彼女から、「地味な映画だけど大丈夫かしら?」と言われたように…
なんなら世紀のイケメン二人が出る「国宝」とかだったら〜
ワクワクしたかもしれないのに?と思ったけど
遠い地方から電車に乗ってくる彼女が観たい映画なら、気持ちよくオッケーで行くことになった
35席の小さなシアターに観客は、たった8人
が…予想に反してとっても心が震え、勉強になった
観てよかった
観るべき映画だと思った
こんな機会をくれた彼女に感謝だった
きっとこの映画は話題になるだろう