あの女！

あの女！

あの男！

って思うのは、絶対に好意的ではない。

むしろ敵対視している時に出る言葉のはず。

それを直接言われたらどうだろう？

雨の中会う約束をして席に着いた時だった。

彼女は、私に言った。

「あの女、沖縄旅行で晴れ女の運を使い果たしてきたな！と思ったよ。」って。

あの女！？

その言葉にかなりショックを受けたけど、場が悪くなるので考えないことにした。

でも、やっぱり「あの女」の毒矢は心に刺さったまんまだ。

彼女は、毒矢を放ったことさえ気付いていないだろう。

正直、この気持ち言いたい！！

いや、言うのはよくない。

でも気付いてないよ？

気にしないこと！

それができないんだ！

時間が薬だから。

親しき中にも礼儀ありだよね？

あの女って口悪すぎでしょ？

その言葉一つの何倍も助けてもらったんじゃないの？

そうだけど…

頭の中グルグル回るあの女とこの女のわたし。