前回の続き。
やっとこさ入院にこぎつけたわけですが、まだまだ大変です。
数日前に入院できそうだった専門病院は、
午前中しか受け付けしていない為、
夫が「入院する」と決めた時にはお昼でしたので間に合いません。
そこで私は住んでいる地元の病院へ連れて行きました。入院できる病院です。
その先生に、息子も、私の蕁麻疹も見てもらってるので頼りやすいという面もありました。
夫の依存性のことについても相談した事もあります。
午後イチで行ったので、すぐ診察。
かくかくしかじか経緯を説明し、
「ここに入院させてください。お酒が抜けたら転院先を探して下さい。自宅にいたらまたどこからか酒を手に入れて隠れて飲むから、自宅には帰らせられない。」とお願いしました。
先生は、「事情はよく分かるけれどもベッドに空きがない。依存性の治療をしてくれて、すぐに入れる病院をあたってみる。」とおっしゃってくれました。
そして受け入れてくれる病院が決まりました。
「すぐにとりあえずの荷物を用意して、時間をかけずに向かって。」と言われました。
その病院は自宅からは遠いです。
夜スイスイ車が走れて多分1時間半くらい。
今から向かうとなると、夕方の渋滞がある道を通らないといけないから、2時間は確実…。
だけどこの地獄から抜け出せるのであれば、今日の2時間くらい、屁のカッパ。
その病院を出る時に先生から夫へ、
「しっかり治療せんといかんよ。ちゃんと治して、家族を手放さんように。」
そして私の背中をポンポンと優しくたたいて送り出してくれました。
それからすぐに、まず保育園へ息子のお迎え。
家に帰って夫には自分の荷物は自分で用意させ、
きっと全てが終わる頃にはだいぶ遅い時間になると思い、私と息子は実家に泊まる用意を。
ほんと、実家が県外とかじゃなくて良かった…。
夕方の16時でした、自宅を出発したの。
紹介された病院へ着いたのは何時だか時計見てません。以外と渋滞にはまらず、信号も赤から青、青、青、青、と流れに乗れてたような気がします。
受け付けを済ませ、少し待ってたら年配の女性の方に別室に通されました。
夫はそこで何か色々書かされてました。
私は色々質問されて。
傍らで息子が持たせていたおもちゃで遊んでいます。
(息子は本当なら実家に預けて来たかったのですが回り道になってしまうので、到着が遅れてしまう事を避けるために同行させました。)
それから待合室で少し待ち、その間に夫は身長、体重、血圧を計られ、
そうすると診察室に呼ばれました。
どの病院に行っても同じような事を聞かれます。
いつからお酒を飲んでるのかとか、
1日どのくらい飲むのとか、今までお酒でトラブルはとか、今もお酒飲んできましたかとか。
はい、また飲んでました。一体どこに隠してるんだ…。
それで一旦夫は退室。そのまま病室へ行ったわけですが、私は少し残されます。
そして先生から衝撃の一言が。
「1週間を目安で付き添いが必要なのですが構いませんか。」
私は頭に「??????」がいっぱい出てました。
理由は、「お酒を断つと離脱症状が出る為だれかいないといけない。精神科ではないので逃亡などの対処ができない。夜間看護婦は1名しかいないので家族に協力してほしい。」といった内容だったと思います。
地元の送り出してくれた病院の先生からは何も聞いてなかったし、付き添いがいるなんて予想もしていなかったので戸惑いました。
息子は今まで一人でお泊りなんてさせたことがありません。最近は不穏な空気を感じている様子なので、いきなり一人でバァバのお家にお泊りなんて事させるなんて…。しかもバァバは自宅で大バァバの介護もあります。急には無理…。
そこでなんとか、急でも夫の実家に連絡し、お母さんに来てもらう事に。
そして病室に私も上がります。
そしてまたビックリ。何もない。
あるのはベッドと洗面台とサイドテーブルとソファだけ。テレビがないんです。
夫も眉間にシワ寄せて「何もない、テレビがない、時計すらない。何なんココ。こんなとこイヤよ。」泣きそうな顔してます。
泣け。勝手に泣いてろ。自業自得じゃ。
そして看護婦さんが点滴しに来ました。
腕に針刺すのを見て息子が
「あ〜〜〜!見て、チクチクしよる!痛い〜!」「パパ痛い〜!パパ痛い〜!」って言ってました。笑
それが終わると、今度は「持ち物検査しまーす」と言って夫の荷物をガソゴソ。
「ハイこれだめねー、ゲームダメー。
タバコもダメよー。携帯隠したねー、奥さんに持って帰ってもらうねー。飴こんなに持っててもダメー。」となにもかも取り上げて袋へ。
テレビがないのも、全て取り上げるのも理由があって、「治療の為の入院だから、余計な物は要らない。病気とちゃんと向き合って欲しいから。」たそうです。なるほど。
持ち込み禁止のものに、本もダメって書いてありました。夫は字がべらぼうに汚い(自分で何て書いてるかも分からないくらい)ので、練習帳を与えて練習させてやろうと思ってたけど、それもダメかな??しばらくしたら聞いてみようと思ってます。
入院の持ち物に、着替えやタオルは用意して来たのですが、お箸やコップ、スリッパとか、忘れてました。近くにダイソーがあったので、息子も退屈だろうし買い出しに。
そして病院に戻って少しした頃、お母さんが到着しました。スーツケースで来たのか…と思ったら、その日を含め3日間は泊まってくれるとの事。
夫を託し、私と息子は実家へと向かいます。
21時30分頃到着し、それから夕食。
息子はグズグズもせず、よく我慢して付き合ったと思います。小さくても理解してるんですね。
まだ大人扱いはできませんが、一人の人間として尊重しなけらばならないって事ですね。
今までは、もう見向きもしてないようなオモチャとか、何も言わず処分したりしてましたけど、これからはちゃんと聞くようにします!
今日はここまで。
夜に付き添ってくれてるお母さんから、
「折り紙と折り紙の本が欲しいって言ってる。」と連絡がありました。
「何もしないと頭がおかしくなりそうや、って言ってる。どの口が言いよるん。」とも。
結局、看護婦さんからはどちらもNGが出たようです。
少しお酒が抜けて、治った気になり始めてるんでしょうね。
明日からは遂に、息子一人でバァバと夜を過ごす日々が始まります。
なんか不安ですが、大丈夫と信じて。
不安というより、申し訳ない感じかな…。
母にも…。
でも周りに協力してもらわないと、私の身が持ちません。心も。
これから先、長い年月のうちの何日間か…です。