我が道を生く

我が道を生く

この道を行けば いかなるものか
危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし
踏み出せば その一足が道となり その一足が道となる
迷わず行けよ 行けばわかるさ


司法試験合格までの軌跡

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ですね。

 

しょっぱなの選択科目から全然解けない、ということもあるでしょう。問題文を読み間違えて設問まるまる落とすこともあるでしょう。終了時間を勘違いして書きたかったことを全然書けなかったということもあるでしょう。1ページ飛ばして書いてしまったことに終了後に気付くこともあるでしょう。

 

本試験ではなにが起こるかわかりません。なんでも起こり得ると思います。途中で諦めてしまったら、あしたからの司法試験に向けて精一杯生きてきた自分自身に対して失礼だと思います。司法試験はきついです。でも、自分の意志で、最後まで戦い抜いてほしいと、個人的には思います。今の自分を、頑張ってきた自分の日々を出し切れるよう、心より願っています。

 

頑張ってください。

 司法試験まで20日を切りました。この時期は、これまで行ってきた勉強法が本当に正しかったのか、もっと別の教材を使った方がよかったのではないのか、インプットが足りないのでは、、、など、不安が尽きることはないと思います。ただ、それは全受験生が抱える悩みです。みんな等しく不安な気持ちが爆発しそうになるのがこの時期です。不安な気持ちから勉強に手が付かず、勉強時間が減っている、予定通りに進んでいない、そういったことで自分を責めすぎるのもメンタル的に良くない気がします。

できる限りのことはやった、なんて試験当日に言うことができるのは一握りの人間だけです。ほとんどの受験生が、もっとできた、もっと勉強すればよかった、という気持ちで試験に挑みます。なので、少なくとも持っている力だけはしっかりと出し切ろう、そう切り替えて最後の勉強に励むのが重要な気がしています。もしかしたらベストな勉強法ではなかったかもしれない、でもこれまで自分がやってきた勉強の成果だけはしっかり出そう、そういうマインドで最後の総復習にこれからの時間を充てるのがベストなのではないかなと個人的には思っています。

 きつい時期ですが、頑張ってください。

 

ついに、TACにて合格者講義を担当させていただくことになりました。

興味ある方は是非ご検討ください。

 

①倒産法基礎講座( http://www.w-seminar.co.jp/shihou/shihou_tousanhou.html )

倒産法初学者向けの倒産法講義です。受験生時代、こんな講座があればいいのに、とずっと思っていたものをつくってみました。とにかく、過去問を使って実際に問題を解きながら、基礎知識をマスターしていく、上位答案を狙うのではなく、まずは確実に合格ラインを突破できるような能力を身に付ける、ということに主眼を置いた講座になっています。過去問が題材のパタ倒産法というイメージです。目次・条文の使い方、問題文の読み方など、中村先生が提唱する4Aを自分なりにアレンジしたものを提供しています。これから倒産法を勉強する方、すでに倒産法を勉強しているけれどもなかなか倒産法が掴めない方、是非受講を考えてみてください。サンプル講義・レジュメを確認して、価値がありそうだ、自分に合いそうだと思ったら受講していただけると幸いです。

 

②民事系上位答案解説講義( http://www.w-seminar.co.jp/shihou/shihou_goukakusyakougi.html )

今年の僕の再現答案を、試験現場で使った構成用紙・問題用紙を使いながら解説するものです。試験現場でなにを考え、どのような判断の下で答案を作成したのか、できる限りリアルに再現しています。民事系の得点が伸び悩んでいる人の参考になれば幸いです。

どうしても書いておかないとと思ったので簡潔に。

 

これまで複数の4A受講生と接する機会がありましたが、講師の中村を信じ切っている人にはうまくいっていない人が多いです。逆にうまくいっている人は、良い意味で中村を軽視している人が多いと感じます。

 

例えば、、、

①やたら加点加点言うけど、さすがにそこまでレベル低くないだろ、って思いませんか。僕はずっと疑ってました。だからこそ再現を読んで、「あぁ確かに中村の言う通りだな」とか、「さすがに中村は言い過ぎ、これはギリギリの答案もみんな書いてるから加点じゃなくて必須事項だろ」とか自分で確認していました。ぼんやりとではありますけどね。その結果自分なりに、合格ラインってこのへんかな、というのが見えてきたような気がします。ただ、今年の合格ラインを大きく見誤ったことを考えると、僕の考える必須・加点の区切りも全然正確ではないですが。

 

②憲法の三者間の書き方、イレギュラーすぎませんか。27年の試験で原告4割って明示されたのに、あのスタイルで書く人ほんと勇気あるなーと思います。僕は原告:被告:私見が4:1:5になるのを理想としていました。

 伝聞のテンプレおかしくないですか。刑法の不作為犯の書き方よくわからなくないですか。

 

とかね、パッと思い浮かぶのはこんな感じですが、自分でおかしいと思ったらうまいことアレンジしていかないと駄目だと思います。盲目的に信じる者は、救われない。

4A自体は普遍的で、司法試験系の問題を解く上での真理だと思っていますので、上記違和感なんて表面的なものに過ぎないですけどね。でも、自分なりに考えて問題解いて方向修正していかないと、自分にとってのベストな道は見えないですからね。中村信じてれば合格できるのであれば、TACのHPの合格者の声もっと溢れかえるはずですからね。

どうアレンジしていけばいいのかよく分からない人は、ローの教授に聞いたり周りの合格者に聞いたりブログで聞いたりしたらいいと思います。中村に聞けない4A質問コーナーでも開設しようかな、、、有料で。

 

全然簡潔じゃなくなってしまった、、、

 

その他

・倒産法初学者に倒産法教えたい

・弥月さんのブログ、一番好き

・錦織勝ったのまじで嬉しい

・まるもりのパクリやろうがなんやろうが可愛いねんからそれでええやん

・君の名はもっかい観たい

・靴欲しい

・時計欲しい

・kindle欲しい

・習慣化

 

追記28.11.16 9:23

一応断っておきますが、僕は司法試験合格を目指す人にはTAC中村をおすすめします。伊藤塾やアガルート、辰巳の教材も見たことありますが、TACが一番合格に直結していると思ってます。TAC中村の処理手順の統一性は、司法試験の本質を突いていると思います。もっかい司法試験やり直すなら、やはり中村を選びます。そこに疑いの余地はないです。でも、どんな教材でも、どんな講師でも、ちゃんと自分で判断することを忘れちゃだめだと思いますよ、ということが言いたいだけです。その点、ご留意ください。

っていう僕の意見も、妄信しないように、お気をつけください。

質問コメントへ回答いたします。

「倒産法に興味はあるのですが、範囲が広いということを聞いているところが一つ悩んでいる理由です。
 倒産法の勉強量等、選択した感想など教えてもらえたらありがたいです。
 よろしくお願いします。」


①倒産法の勉強量

 僕の倒産法の勉強量は割と多いと思います。

 別記事(『選択科目の選び方 』)にもある通り、僕が倒産法選択に決めたのは、ロー最終学年の夏休みの途中です。確か9月半ばくらいです。そして、公法系への苦手意識から、倒産法は絶対に跳ねさせる、と決意して、過去問と演習ノートをたくさんやりました。正直、予備の成績もよく、憲法以外の基本科目で周りに劣っているとは全く思っていなかったので、倒産法に割と時間を割いていたと思います。ただ、周りに倒産法に詳しい人もおらず、自分で悩みながら勉強していたので、結構効率は悪かったです。過去問講座も有用なものがなかったですし。なので、勉強量としては多いと思います。演習ノートも過去問も時間がかかりました。本当に合ってるのか?という確認作業にとても時間がかかっていたので。さすがに年明けからは基本科目の割合を増やしましたが。


②選択した感想

 とても良かったです。点数が出ているからかもしれませんが、倒産法の勉強をしているおかげで民法や民訴の力も同時にブラッシュアップされました。民事系と倒産法が相乗効果でレベルアップして、民事系・倒産法の平均70点超を実現できたと思っています。


③範囲が広い、という言説への反論

 まず、他の選択科目を本気で勉強したことがないので、倒産法の範囲が相対的に広いか否かはわかりません。個人的には狭く感じます。過去問では何回も何回も同じことが聞かれています。もちろん、新しいところもたくさん出ますが、何回も出ているところをしっかりとマスターできていれば、ちゃんと合格点が取れる、という印象です。条文数が多いということは、その使い方や条文検索能力を高めておくことで、現場で使える武器がたくさんあるということなので、条文数の多さも気にする必要ないですし、、、そもそも実際に使う条文なんてそんなに多くないですし。民法よりも憲法の方がつかみどころがないというか、頭の中に入れておかなければならない判例が多くて嫌になりませんか?条文数が多いのはむしろラッキーだと思います。

 どこの講座もまずインプットや論証から入るので、覚えることが多くなり難しそうに見えてしまいますが。出題された場合に、得点できなければ合格点を取ることができなくなってしまうような重要な箇所は限られていると思います。なので、まずは過去問を解きながら重要な箇所に特化して勉強して、同時に問題文の読み方や条文検索能力を高められるような勉強ができれば、合格点を確保するために大して時間はかからないと思います。

執行保全って、よくわからないですよね。特に、ローで執行保全の講義を受けてない人にとっては、意味不明だと思います。

でも、口述で聞かれるようなところは限られています。

・強制執行には、原則として債務名義と執行文が必要なこと
・保全の種類(確か3つ?)
・保全の要件

これくらい押さえとけば、とりあえずはいいんじゃないでしょうか。執行保全は自分で本を読んでもよくわからないので(僕はよくわからなかった)、可能なら誰か身近な口述合格者に教えてもらうのが手っ取り早いと思います。
まずは過去問を徹底的にやり込むのが重要だと思います。同じ部分が何度も繰り返し問われていますし。同じことが何度も問われているのに、僕も含め、ちゃんと解答できない人の多いことこの上ない。過去問を条文を使って解く、この繰り返しが合格ライン確保のための最短ルートだと思います。

百選が大事、というのは全く否定しません。ですが、百選掲載判例そのまんまの出題にもかかわらず、判例の言ってることを理解していない答案の多いこと多いこと(直近ならH27第1問)。百選を頭からつぶしているか否かは、上位か否かを分け得ますが、合格ラインに乗るか乗らないかという意味ではあまり関係ないのでは?と思います。百選を頭からつぶすよりも、まずは条文を使って過去問を解きましょう。

倒産法上位を狙うなら、更に演習ノートを用いるのがいいのかなと思います。答案例も付いていますし。ただ、圧倒的にオーバースペック。難しすぎる。これができなくても気にする必要ないが、過去問潰し終わったなら。演習ノートに移行するのがおすすめです。

もっと倒産法や勉強法、今年の司法試験について書きたいことがたくさんあるのですが、忙しめでなかなか書けません。再現の添削もまだ返せてない、、、すみません。


でも、これだけは書いておくべきかと思いましたので、書いときます。


①予備論文の結果発表待ちの方は、各予備校の口述模試の日程・申し込み開始日時を確認しておくことをおすすめします。口述模試は、絶対に受けましょう。正直、どの予備校でもいいです。絶対に1つは受けましょう。僕は1つ受けました。今年の分は調べていませんが、昨年はどの予備校も発表直後から申込み受付だったと思います。発表後、どの予備校に申込むのか、事前に決めておきましょう。複数受験したい人は、優先順位も決めて置きましょう。受験したいのに、できなかった、という事態を避けられるように、できることはやっておきましょう。いや、でも、たぶん落ちてるし、、、通ってたらどうするん?せっかく奇跡的に通ったのに、模試受けられずに、本番緊張しまくってパニくって口述で落ちたらどうするん?口述模試に申込む準備しておきましょう。


②泊まるホテルの目星をつけておきましょう。ホテルは近ければ近いほどいいと個人的には思います。ホテル遠くて午前・午前とかになったら悲劇です。僕はホテルマイステイズに泊まりました。

が到着しました。

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思っていたよりもだいぶ良かったです。短答は135点です。
結局、僕がイメージしていた合格ラインは、現実とはだいぶズレていたようです(『得点・結果予想 追記あり 』参照)。ださい。

以下、雑感


倒産法:
やはり、判例百選を潰すなんて愚行に走らなくて良かった。僕は倒産法だけ過去問の回転数が少なかったがために、過去問に出ていたところを今年の問題で間違えました。もっと回転させていれば、もう少し良かったと思うので、やはり選択科目といえども過去問だなーと強く感じます。倒産法については質問もいただいていたので、改めて記事にします。

憲法:B
やはり、判例百選を潰すなんて愚行に走らなくて良かった。ローの教授が百選だと連呼するのを無視し続けて良かった。びょうそくさんの無料講義聞いて、判例使いこなすのすげー、と思いましたが、これは無理だと諦めてよかった。判例を意識して書くなんて全くやってません。できないです。憲法は、書き方を学んで問題文の事情をちゃんと使えば、そこそこ点は付くんだと思います。全くできた気がしませんでしたが、憲法が沈まなかったのが底上げになってます。

行政:A
行政は本当に過去問が重要だと再認識。原適も、審査基準も過去問に出てるし、そこがまぁまぁ書けててもあんまり伸びないだろう、と思っていましたが、そこそこ点数が付いている模様。過去問と同じ構造の問題がしょっちゅう出る割に、周りはあまり過去問をやっていないのかもしれない。

民法:A
基本問題の組み合わせ。これは過去問っていうより、パタと短答過去問が直接的には役立った印象。当たり前のことを当たり前に書く。でも、設問2の小問(1)・(2)で、「根拠」・「内容」が聞かれてて、小問(3)ではそれが聞かれてないことから、直観的に小問(1)・(2)の方では、「内容」、つまり請求額についても争点化するんだな、と気付けたのは繰り返し過去問やってたからだと思う。

商法:A
やはり、判例百選を潰すなんて愚行に走らなくて良かった。気になったらそこだけ読めば十分。商法は過去問を徹底的にやってれば十分対応できたはず。ただ僕は報酬のやつ、意味わかんなかったですけど、、、。あとは、設問2(2)を、現場思考問題だからできなくていいと割り切り、設問3に25分以上時間をとってガッツリ書けたのが良かったです。

民訴:A
この結果には本当に驚きです。やはり周りもできていなかったんですね。でも、僕もなんでAなのかよく分かりません。パタに書いてある原則から頑張って書いたのが良かったんでしょうか。

刑法:F
正直、めっちゃできたと思ったんですが、、、。別に難しいとも思いませんでしたし。書き切ったし。内容がダメダメだったんでしょうか。

刑訴:A
設問1に40点以上配点あると読んで、ガッツリ書けたのが良かったのかもしれない。


総括:
確実に一発で司法試験に合格する、という目標に向け、パタ・司法試験過去問・予備試験過去問を完璧にする、という作戦を立てました。最終的に、完璧からは程遠かったですが、無事に一発で合格できて良かったです。
当初予定していた点の取り方は、短答135点・論文各科目50点で、ちょうど去年の最低点835点でした。でも、最低点がまたもや跳ね上がったので、論文が予定よりも得点できて良かったです。短答は135点くらいで良いと割り切り、あまり時間をかけずに、論文に時間を投入したのも良かったです。短答は、深追いしない。

とりとめもなく、思うことを書きます。ただ、僕は一発合格者です。僕の発言は決して鵜呑みにせず、なにかを考えるきっかけにしていただければと思います(『一発合格者たちの妄言 』参照)。

 僕は、順位は関係ない、とにかくなんとしても絶対に確実に一発で合格する、という目標を掲げ、司法試験に挑みました。上位を狙う人たちには参考にならないと思います。



①確実に合格するために必要なことはなにか考える

 いきなりタイトルまんまの見出しになってしまいました。が、個人的にこれは極めて重要だったと思います。合格に必要なことはなんなのか、それは合格最低点を上回ることです。当然ですが。そして、確実に合格する、という目標なのであれば、確実に合格最低点を上回る、ということが必要です。

 とすると、毎回、合格ラインぎりぎりの再現答案を読んで、最低ラインはこんな感じか、と、最低ラインの感覚を身に付けていかなければなりません。本当に当たり前のことしか書いてませんし、なんなら当たり前のことさえ若干危ういような答案ばかりです。

 みんなが知っている当たり前のことを当たり前のように淡々と書く。それだけで通る。再現答案を読む中で、それを確信しましたし、みんなの当たり前のラインってこのへんですよね、という感覚も再現答案を読む中で養われたと思います。その感覚が正しい感覚だったのか否かは、僕の結果予想がどうなるかにかかっていますが(『結果・得点予想 追記あり 』参照)。

 ということで、合格ラインを確実に上回る、ということが必要だと分かりました。


②そのために必要なことは?

 合格ラインを確実に上回るために必要なことはなんなのか、が次に問題になります。それが基礎の徹底だということは皆さんお分かりかと思います。どの年の司法試験もあまりにも難しすぎてもはや笑けてきますが、合格ラインぎりぎりの再現答案を見てください。難しいこと何も書いてません。知ってることしか書いてません。てことは、今みなさんが知っていることが“基礎”なんじゃないでしょうか。今知っていることを極限の緊張状態でも確実に書ける、本試験現場での「あ!おれ閃いちゃった!!キタ―――(゚∀゚)―――― !!」という悪魔のささやきにも惑わされずにいつも通りでいられる、そんなことが必要なんじゃないかと思います。

 この境地に達するためには、反復練習しかないと思います。典型的な問題集、基礎的な問題集を自分の血肉にするとこまでやり込む。そして、過去問で何度も聞かれているところは、さらに何度も聞かれる可能性があるくらい大事なところなわけですから、過去問を徹底的にやり込む。こういった作業によって初めて、異常な緊張状態に陥る試験現場でも当たり前を当たり前に処理して帰宅できるようになるのではないでしょうか。


③注意点 その1

 よく、ゴールから逆算した勉強法、ということで、過去問というゴールを把握しなければだめだ、よし、過去問やろう。という人がいます。これは3割正しいですが、7割間違っていると思います。過去問を解き終わり、出題趣旨や採点実感、予備校解答や再現答案の検討に入ると、なぜかみんなのゴールがそこそこ上位で通る、ということにすり替わっていることが多いです。違います、合格最低ラインを確実に上回る。過去問の中でも、基本部分と応用部分があります。基本部分ができたのか否か、そこにフォーカスして解き続けます。何度やっても応用部分ができない、僕も最後までこの状況を脱することができませんでした。何度やっても間違える、何度やっても正解筋がスッと出てこない、自分に苛立ちますし、当たり散らかしますし、やる気も失せます。でも、その応用部分には時間を割かないように常に気を付けていました。答案例を見て、そんなん気付くかボケ、と読み流す。もちろん次もできない、苛立つ、答案読む、、、なんてことをひたすらやってると、気付けば、いやいや当然そうなるでしょ、という具合で当たり前に気付けることもあります。難しいですけどね。気付かなくても通るんで。固執しない。


④注意点 その2

 二回目以降の受験の場合、より確実に合格するために、より広い範囲を網羅しようとすると思います。これは二回目以降の受験者の合格率が落ちる最たる原因だと思います。上記のように、確実に通るために必要なのは、より広い知識ではなく、当たり前を当たり前に処理しきる能力です。知識のインプット不足ではありません。やってきたことのやり込み度が足りなかっただけです。よく、「〜を知らなかったから落ちた」という発言をする人がいます。が、それを知らなくても、その他の当然のことを普通に処理できてたら通ったんじゃないですか?最悪その科目は沈んでも、他の科目でいつも通りやってれば通ったんじゃないですか?と思います。そら民法415条の債務不履行責任を問う場合にどういう要件が必要か、とか最低限の基礎は必要ですけど。


⑤最低限必要な基礎がわからない

 司法試験にぎりぎり合格した人と上位の人が共通して書いていること、それが基礎です。僕は一時、過去問に出題されている内容は全て基礎だと勘違いして苦しみましたが、過去問のうち7割は基礎、3割応用、という具合じゃないでしょうか。


⑥その他雑感 その1

 答練を会場まで受けに行く人が多いですが、受けに行く必要ありますかね?移動時間がかかりますし、休憩時間は追いこんで勉強できないでしょうし、その日の答練が終わったらなぞの達成感でその後ちゃんと勉強できないでしょうし、、、。よく緊張感を、とか言う人がいますが、2回目以降って緊張するんですかね。よくわかんないですけど。書くことを自分に強制するため、って人もいますが、家で自分に強制したらいいんじゃないんでしょうか。厳しい言い方になりますが、答案書く試験なのに、答案書くことを自分に強制できない人間が合格できるんでしょうか。

 しかも、みなさんはなぜ答練を受けるのでしょうか。目的意識が希薄なままに答練を受ける人が多い気がします。僕は、自分が過去問を繰り返し解く中で確立した自分なりの各科目の解法を、初見の問題で使いこなせるかを試す、そして改善点をあぶりだして次の答練に活かす、ということにフォーカスしていました。なので、会場受験の日程だと早すぎるんですよね。それに、直前期にも初見の問題を時間内に解き切る、という訓練はしたかったので、問題を直前まで置いておきたかったですし。僕は友人とのゼミで事前に書く必要があった科目を除いて、2月後半くらいから答練に着手し始めた記憶があります、、、たぶん。しかも、早々に、採点があてにならないと気づいたので、返却をあてにせず、本番の1週間前とかにもペー論を書いてましたし、出していないものもあったと思います。


⑦その他雑感 その2

 過去問を自分で分析する人が多いですが、合格するだけでいい人は黙って予備校に頼りましょう。効率が悪いです。



またなんかあれば書きます。が、上位合格狙いの人には参考にならないでしょうし、そうでない人も納得いかない人は無視してください。あくまでも僕はこう考えていました、ということですので。