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介護コンサルタントの辛口ブログ

介護事業所を運営する上で必要不可欠な情報を、介護保険法に沿って説明するブログです。実地指導に対する情報が豊富です!

こんばんは
FORCAコンサルティングの伊藤です。

先日、会社のホームページを大幅に更新致しました。
多種多様なサービス内容がわかりやすいように作り変えてみました。
FORCAコンサルティング


さて、前回のブログでは介護職員の時給802円 という記事をもとに、最低賃金の求人を繰り返し出すことが求職者に与える印象について簡単にお話させて頂きました。

今日は、資金力のない介護事業主がどのようにすれば高い人件費をかけずに介護職員を雇用することができるかについて記載していきたいと思います。

まず、求職者が職場を探すにあたって、重要視するポイントについてご説明致します。

①賃金の高さ

②勤務条件

③職場の雰囲気

④将来性

①の賃金の高さについては、資金力のない介護事業主にとっては厳しい条件となりますので、求人の段階で高い給料を望む求職者は自動的に除外されてしまいますね。

ですので、②~④のお金以外の魅力を前面に押し出した求人が非常に重要となっていきます。

まずは「勤務条件」の整え方についてご説明致します。

平成25年度の介護労働実態調査の結果から見ていきますと、
訪問介護員の雇用形態の割合は、正社員が17.5%であるのに対し、非正規職員が79%でした。
訪問系以外では、正社員が56.7%に対し、非正規職員が41%です。
(この、非正規職員の扱いは、常勤とは関係ありません。非正規職員でも常勤の扱いとされる方が多々います)

訪問介護員の非正規職員の割合が高いのは、特定の事業所に拘束されることなく、時間の融通を図りやすいからというメリットがありますね。
(また単純に、時給が高いという利点もあります。)

この訪問介護というシステムが非正規職員に生み出す利点を生かして、デイサービスや施設系の介護施設にも当てはめることが今回のキーとなります。

いわゆる、パートタイマーを希望する求職者の場合、勤務条件に融通が利く職場というのは非常に重要視されます。
例えば、主婦の方であれば「家庭があるので、土日祝日の勤務が厳しい」、「長時間労働ができない」
学生であれば、「日中は学校があるので土日祝日しか出勤できない」「夜勤しか入れない」等様々な制約が発生します。

こう言った制約のある求職者達は、ご自身の環境と勤務条件が一致するところを探すのに苦労する場合がありますので、本来の希望時給より多少低くなってしまったとしても、お仕事してくれるケースが多々あります。
(これは、私が今まで面接のお手伝いをさせて頂いた中で、はっきりとそう言えます。)

つまり、勤務条件を緩くし、短時間勤務しかできないもしくは特定の曜日・時間帯しか働くことしかできない方を何人か雇えば人員不足は賄えるのです。
8時間勤務してくれる人を1人雇うことに拘って人員割れを起こすよりも、4時間勤務しかできない職員を2人雇いましょう。
介護業界の良いところは、常勤換算さえ満たしていれば適切な運営を行っているとみなされます。
要は、組み合わせ次第で何とでもなるのです。

その組み合わせやシフトを作るのが大変なのではないか!と思う方は、勤務時間帯という縛りにとらわれすぎています。
勿論、シフトを作成するのが大変なことは重々承知していますが、今までの固定的な時間の枠(例えば、早番は7時~16時まで等)を一度取っ払って、数字の組み合わせとして考えてみるのもいいかもしれませんよ。
案外すんなり解決できてしまうものです。


最後に、高いお給料は出せない、だけれども条件の緩和もできないでは、いくら求人を出したところで職員はいつまでたっても見つかりません。
経営者としてお金以外の他の個所でいかにして求職者にとってのメリットを作り出せるかが鍵となります。




次回は③職場の雰囲気についてお話したいと思います。