大阪人、関西人としては触れないわけにはいかない

キダタロー先生の死去のニュース。

『浪花のモーツァルト』と称され

自身のアルバムのタイトルにもなっていますが

キダタロー先生自身は宝塚生まれ宝塚在住。

『浪花の』を冠するようになる経緯は色々あるんでしょうが。

やはり先生のあの軽妙なベシャリや

在阪企業のCM曲やローカル番組のテーマを多く作曲し

浪速 大阪のイメージが強いからでしょうか。

兵庫県だけど阪神タイガースは大阪イメージ

千葉だけど東京ディズニーランド

みたいなことでしょうか。


それまで朝日放送のプロデューサーとされてきま名付け親は、本当はみうらじゅん氏だそうで

しかもモーツァルトは肌に合わない

ショパンは何処を切っても熱い血がながれかいるが

モーツァルトにはそれが無い と語る先生は

何故浪速のショパンではなくモーツァルトか?に

語呂がええからショパンよりモーツァルトの方が偉く感じる

浪花のを付けると洒落が効く

浪花のモーツァルト知らんけど と。

だからありがたく頂戴してますと語る先生ら

敗戦とギターとジャズ

そしてジャスピアニストが音楽活動の原点


キダタロー先生は40年ほど前に

鶴瓶さんがパーソナリティの公開ラジオ番組に参観した時と、探偵ナイトスクープの公開収録に参加した時

どちらもゲストと顧問がキダタロー先生でした。

鶴瓶さんのラジオでは、鶴瓶さんと喧嘩しながら(もちろん本気ではなく)の90分で

当時他のラジオでもいつも『鶴瓶のアホー』『キダタローのアホー』と罵り合うのが定番でした。

その時にキダタロー先生が我々観客に『おまえらこれから俺のことを先生と言わんかたら承知せえへんどー』

と言われたのを覚えており

今日もしっかりキダタロー先生と記して追悼いたしております。


プライベートでは大阪にお初天神というところが梅田あたりにありまして

そこで見かけた事がありました。

もちろん一般男性の私は関わりは無いですが

今年に入って久しぶりに探偵ナイトスクープを観た時の顧問がキダタロー最高顧問先生で

ちょっと老けたなぁくらいで90代には見えず

100歳いかはるやろなと思っていたところでした。


物心がつく前から、キダタロー先生の曲を聴いて育ったので、テレビで観なくても存在が当たり前でしたのでショックは大きいですね。

個人的には、プロポーズ大作戦、2時のワイドショー

、花の新婚カンピューターのテーマ

CMだと あーらよ出前一丁 とーれとーれピーチピチカニ料理〜 

そして浪速のモーツァルト交響曲1番 アホの坂田のテーマ別名メキシカン ハット ダンス

など自称5,000曲 公式3,000曲に及ぶので

あれもこれもになりますが

キダタロー先生の曲は血管に流れてます。


でもやっぱりキダタロー先生の良さは

大阪の笑いの良心だと思ってます。


大作曲家らしく絶妙な間の取り方と絶妙な毒

しかし何処からも溢れてしまう品。

上品に毒を吐くなら嫌味が無く後味スッキリなんです。

ダウンタウン以前の大阪の笑いは下品なようでまだ上品やったんです。

ダウンタウンは私も好きで世代ですが

よし悪しでは無く品というものは欠如してました。


上岡龍太郎さんはキダタローがモーツァルトより先に産まれてたら

モーツァルトはウイーンのキダタローと呼ばれていたかもしれない 

と語ってましたが 笑

それでいうと吉幾三がプレスリーより先に生まれていたら

エルビスプレスリーは都会の吉幾三と呼ばれていたかもしれない ってな話しをしながら


今週はYouTubeなどでキダタロー特集ですね。

CD買ってたのに借りパクされたまま、、、。


30年以上前だったかタモリの音楽は世界だ

という番組にキダタロー先生がゲスト出演し

キダタロー特集回があったんですが

それを録画して何度も観てました。VHSだからもう観れませんが

タモリさんが、ブラタモリばりに辿々しい語りだったのを覚えてます。


尽きないですね

いやほんまショックですが

天国で坂田師匠や上岡さん達と再会してはるんでしょうな。