3日台湾東部沖で発生した地震では

建物が倒れたり崩れる映像の他

山体が崩れたり、自動車ほどの大きな岩が山から転げ落ち道路の車を直撃する映像など死ととなり合わせの地震の実体が伝わり、あらためて自然の脅威に身体が震えました。

スマートフォンやドライブレコーダー、SNSの普及によって他所の災害がPRESSではない一般の人からリアルに伝わる時代になって久しくなりました。

さまざまな技術は発展し普及し、それに応じて人や施策も手厚く人に寄り添ったものに発展しているのが世界の常識。

 

しかし世界でも屈指の災害大国でありながら

100年前と変わらないのが我が日本国であります。

昨日の朝発生した大地震の被災地では、その夜には以下のように避難所が設置されていました。




これが世界標準。


先日、新聞に関東大震災の避難所の写真が掲載されました。

思わずえっと声が出ました。




↑はカラー化されたもの (拾い物)

障子で仕切りを作っています。

100年前の関東大震災被災地。

まだ仕切りを作っている事がましに見えますし

障子である事が文化的に映るくらい

近代の避難所の酷さをつくづく実感します。




困っている人、弱者に対してとても冷たいのがこの国でありこの社会というのが端的に現れてます。

台湾すごいー というより 日本がおかしいー です。


先月地域で開催した一斉防災訓練の会場になった

地元小学校の講堂では、敷物はブルーシートと体操マットとの事でした。

この小学校は2年前まで統廃合対象校でしたので

災害用の備蓄はできなかったらしいのです。

ところが最近急激に建て売り住宅が増えたことで

統廃合対象のレベルが下がり学校は存続される方向に。

しかし予算が無く災害備蓄までまわらないようです。


私が暮らす地域は近畿でも有数の大きな活断層が走っており、南海トラフと同じく規模の大きな地震がいつ発生してもおかしくない地域です。


メタンガスが噴出し2億円のトイレなど素晴らしい博覧会が来年予定されてますが

テーマはいのち輝く云々カンヌン。

経済効果は数兆円。

博覧会終了後にはきっと小学校にも立派なテントが沢山届けられるのでしょう。