発災から一週間が過ぎて

過去の地震災害に比べて支援対策の遅さを感じる中

被災地で支援活動をする、れいわ新選組の山本太郎代表が能登町で炊き出しのカレーライスを食べたことへ批判がでいます。

それどころか、この時期に現地に行っている事を批判する地方議員から国会議員までいる始末。


災害が発生したら先ず現地に政治家が行くのは

国際的に当たり前のことで、海外のニュースでは

普通に報じられる常識。

まして復興予算を審議する国会議員、衆議院議員が

発災直後に現地に行き見て聴き動くのは必然です。

そして炊き出しのカレーライスを食べた経緯を知れば

なんの問題もない。むしろ被災された方々による

山本代表への気持ちであり

そこに支援する側 支援される側という差別が無く

またより深く様々な話し合いができると思います。

それこそ日本人の好きな『絆』が生まれた証しだと感じます。


●ボランティアは自己完結


私ごときの例で恐縮ですが

過去の災害被災地でボランティアをして

被災された方から畑で採れた野菜をいただいたり

おにぎりの差し入れをいただいた事があります。

ボランティアは自己完結が旨であり、被災された方から食糧をいただいたりはしませんし

お礼をしてもらうためにボランティアをするのでもないのは言うまでもありません。


しかし広島市でおにぎりをいただいた時は

食べやすいようにと わざわざ小さくして 夏だったので喉が渇きやすくなってはいけないと薄味にして

人数に合わせて沢山用意してくださいました。

私は用意してきていますからと一旦丁重に辞退しましたが、その気遣いを聞いて無駄にするのはかえって申し訳ないと思いおにぎりをいただきました。

でもいただいたのは私だけで他の方は食べませんでした。

後にTwitterで

『ボランティアさんの気持ちは分かるが大変な作業を遠くから来てやってもらって、そのまま帰ってもらうのも心が痛いから 一口だけでも食べてもらう方が嬉しいものですよ』

という投稿があった事を知りました。


丹波で野菜をいただいた時も

野菜を紙袋などに小分けして前もって用意してくれていたので、ボランティアの全員一致でいただく事にしました。


私はこれらを自己正当化する意図はありませんが

それぞれ経緯があるということです。


●嘘が垂れ流されるX


能登半島は緊急車両や支援車両で道が混んでいる

ボランティアは今は邪魔というのも嘘。

昨日ある作家さんが金沢に行き、そこから七尾に入る道すがらをYouTubeで生配信されており

体調がすぐれなかった私はそれを生で観ていました。

能登地方側から加賀地方に走る車にはパトライトを焚く車両などが見られるも渋滞はしておらず

加賀から能登に向かう車はほとんど一般車で道路は渋滞とは程遠い状態。

しかも高速道路上では緊急車両優先だと途中で一般車両は下道に降ろす対応。

違和感を覚えた作家さんは、一旦下道に出るも

戻って再び高速に乗り検問所のような場所に着くと

ハザードを焚きながらなら通行しても良いとの説明。


現地の方々によると

能登地方で育った人は学校を出て就職で金沢や富山に出る人が多く

元旦に最初の地震が発生し、親や祖父母を心配して

金沢や富山などから能登に車で向かう人が増えたことで

元旦の夜から2日にかけてそれらの車両で道が混んだのはあったがそれ以降に道が混み合うような事はないと。

むしろ金沢市内のホテル 旅館をはじめ観光地は  

三連休にも関わらず人が来ない状態だと。


そんなことで

長くなりましたが

被災地でカレーライスを食べる人より

裏金作っている議員の方がよほど非難されるべきで

山本太郎代表の他にも現地に行っている議員は何人もいますが

それらは支持者主催の新年会を欠席して被災地に行っている人が多いので公表しづらい事情があるようです。

それでも現地に行かずに非難する議員より議員の仕事をしていますね。

先日の各党党首会談で日本維新の会だけが

被災地に行かないと表明したことを申し添えておきます。